おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
本日のテーマは「”キャリアアップ”はやめておけ」です。
特に転職活動の志望動機や「うちを受けてくれたきっかけは?」と聞かれたときに、「キャリアアップしたいから」はおすすめできない理由をお伝えします。
「キャリアアップ」はポジティブな理由だからいいんじゃないかな?
職務経歴書に「キャリアアップしたい」と書いたことがある
「キャリアにアップもダウンもない」と聞いたことあるけど、ピンとこない
そんな方に受け取っていただければ幸いです。
本日のお返事は後編です。
少し時間が経ってしまいましたが、この転職相談をマシュマロからくださった方への2つ目のお返事です。
「残り2か月の在職期間中に取り組んだ方がいいことはありますか?」というものです。
<転職相談>産育休が明けたら転職します。準備したらいいことはありますか?<お返事>「未来のキャリアの保険」はいかがでしょう?〜キャリアの休憩室Vol.132〜
https://taishokugaku.com/2024/
とはいえ、
書いていて「”キャリアアップ”
「長文を読んでる時間はない!」場合は、こちらの「キャリアの休憩室〜3行まとめver〜」をご覧ください。

3行まとめ
- 「キャリアアップしたい」は”転職理由”にならない。”お祈りスイッチ”になってしまう
- 退職理由と転職理由の”決定的な違い”は、価値を受け取る対象の違いにある
- 「キャリアップしたい」という本音を、「自分のキャリアでこんな貢献ができる」という転職理由に変換する。すると転職活動はさっとうまくいく
「キャリアアップしたいです」は”お祈りスイッチ”である理由
相談者さまは、「会社を辞めたい理由(退職理由)」と「転職理由」の違いを、
どのような言葉で説明されるでしょうか?
もう一つご質問です。
「キャリアアップ」したいは、「会社を辞めたい理由」と「転職理由」の
どちらに入るでしょうか?
「些細な違いなのでは?」と思われがちですが、実は大きな違いがあります。
「会社を辞めたい理由」を転職活動の場で、
具体的には書類選考や面接の場で伝えると即NGになってしまいます。
”お祈りスイッチ”のようなものです。
話した瞬間に「経験はいい気がするけど」と採用担当者の心が離れてしまいます。
相談者さまは実績も信頼も積み重ねていて、
転職活動の準備も整っています。
しかし、この「会社を辞めたい理由」と「転職理由」の違いをつけていないと、
相談者さまの魅力が半減して伝わってしまう懸念があります。
逆を言えば、この「伝わり方」だけ調節すれば、
相談者さまがお持ちの魅力が100%、120%伝わります。
では、具体的に「会社を辞めたい理由」と「転職理由」は何が違うのでしょうか?
解説を続けます。
退職理由と転職理由の”決定的な違い”
似て非なる二つの違いは、2つ目の質問を考えると、自ずとわかります。
「キャリアアップしたい」は「退職理由と転職理由のどっち」に入るでしょうか?
「キャリアアップしたい」は「会社を辞めたい理由(退職理由」です。
転職活動の場では、あまり使わないことをおすすめします。
採用側の視点で問いかけてみると、理由はシンプルだとわかります。
「”キャリアアップ”で価値を受け取れるのは、誰でしょうか?」
この問いの形にすると、「キャリアアップしたいです」の問題点がわかります。
”キャリアアップ”によって価値を得るのは、求職者側です。
転職活動とは「私の経験で御社にこの点で貢献できます」と伝える場です。
だからこそ、「私のキャリアアップのために御社を使わせてください」と伝わってしまう「キャリアアップしたいです」は、使わない方が良いのです。
もちろん、自分の本音として持っておくのはOKです。
本音は企業からも誰からも、評価されることのない大切な指針ですから。
転職理由を考えるのが、転職活動である
「キャリアアップしたいです」は転職活動の場で使うと”お祈りスイッチ”になること、退職理由と転職理由は”価値を受け取るのは誰か”という点で異なるとお伝えしました。
その上で相談者さまにおすすめの行動は、シンプルです。
相談者さまの経験を高く買ってくれる企業探しです。
企業発見や企業分析です。
そうすれば自ずと「キャリアップしたい」という本音が、「自分のキャリアでこんな貢献ができる」という転職理由に変換されます。
相談者さまの場合は、貢献できる会社がたくさんありそうなので
まずは内定を複数とって、本音で一社に絞るという転職活動になるかもしれません。
応援しています。
メッセージ
前編へのお返事をくださり誠にありがとうございます。
評価のされ方の違和感、ありますよね。
いかに「評価する側の視点に上がっていくか」とは簡単に言うものの、
伝言ゲームになっちゃいますし。
評価のされ方以上に、相談者さまがここまで評価されてきたお仕事に集中できる環境を取り戻せること、応援しています。
最新のお知らせ
(1)【最新刊】『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)
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(3)連載|日経BOOKプラス
「20代で頑張り過ぎて短期離職→再入社→介護離職 『70%で働く』に至るまで」

https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/072200743/072200001/
(4)YouTubeをひっそり再開しました

https://www.youtube.com/@sano-souta
(5)出演|TBS CROSS DIG with Bloomberg(Human Insight)
「自分の120%は他人の80%」まじめな人ほど陥る“セルフ搾取”/「『70%で働く』はサボりじゃない」

https://www.youtube.com/watch?v=Y4394uziDQI
(6)出演|PIVOT(PIVOT LIFE)
「70%で働く思考法」――「もっと頑張る」から脱する働き方

https://www.youtube.com/watch?v=IZDu_wZe9Uw
(7)インタビュー|BEST TiMES(ベストタイムズ)
「過重労働・パワハラ・介護離職…七転八倒の仕事人生で偶然出会ったフランクルの言葉とは?【『70%で働く』佐野創太氏インタビュー#1】」
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/4302241/
(8)掲載|日本人材ニュースONLINE(連載「だから社員は辞めていく」)
「社員を退職に追い込む『サイクル酔い』の構造とは」

https://jinzainews.net/26813970/
(9)フェルミ漫画大学:『70%で働く』(日経BP)が漫画になりました
登録者数140万人のマンガで本の内容をわかりやすく勉強できるチャンネルで、拙著が紹介されました。

https://www.youtube.com/watch?v=cPR949n3IuE
書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
- Instagram:@taishokugaku
- YouTube:@sano-souta
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
(5)『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)

















