＜転職相談＞書類選考で落ちた企業に転職リベンジできますか？＜お返事＞あなたならできます〜キャリアの休憩室Vol.127〜

おはようございます。
退職学®︎の佐野創太（@taishokugaku）です。

”熱い転職相談”をマシュマロからいただきました。
テーマは「一度書類選考で落ちた企業にリベンジできますか？」です。
「リベンジ転職」のコツをお伝えします。

諦めきれない会社がある
もっとアピールする力を身につけたい
うまく採用担当者に伝わっていない気がする

そんな方に受け取っていただければと思います。

結論、「リベンジ転職」は、できます。
「リベンジしたい会社」があること、
既に成功する転職活動の一歩目を歩みはじめています。

「長文を読んでる時間はない！」場合は、こちらの「キャリアの休憩室〜3行まとめver〜」をご覧ください。

【キャリアの休憩室〜3行まとめver〜】
（１）リベンジ転職は可能。落ちた企業への再挑戦は成功する転職活動の一歩目
（２）リベンジ成功の鍵は志望動機の明確化と、自己PRのオリジナリティの追加
（３）直接企業にアピールする「リベンジ転職資料」を用意し、熱意と具体的な貢献計画を伝える

目次（table of contents）

1 転職相談：一度書類選考で落ちた企業にリベンジはできますか？
2 お返事：落とした応募者に「会ってみようかな」と思った人事の本音
3 お返事：リベンジ転職を実現したひとの実例
4 メッセージ
5 English Ver（translated using a generative AI）：[Career Change Consultation] Can I Make a Comeback at a Company That Rejected Me in the Screening Process? You Can Do It-The Break Room for Your Career Vol.127
6 最新のお知らせ

転職相談：一度書類選考で落ちた企業にリベンジはできますか？

いただいている”熱い転職相談”はこちらです。

以前、佐野さんの著書を拝読させて頂き、キャリア相談もさせて頂いた者です。
その節は転職先の方向性だけでなく、自分の失敗にフォーカスしすぎる性格へのアドバイスも頂き、ありがとうございました！

今回相談させて頂きたかったのは、一度書類選考で落ちた企業にリベンジはできますか？という相談です。

状況としては、1カ月ほど前に転職活動に踏み切り、エージェントサービスを通じて、20社くらい応募をしました。

著書の中からエージェントとの向き合い方を準備した上で、申し込んでいたつもりなのですが、エージェントというシステムと担当エージェントの方が淡々と仕事される方で、標準的な職務経歴書を提出するだけで、応募をしてしまいました。

結果はほとんどの応募先で書類選考から落ちる結果となりました。
今までの経験・スキルでは足りないであろう企業に応募していたこともあり、採用担当者目線で考えても、数ある応募から選んでもらえる職務経歴書ではないと自分でも思ってます。
なので、部活育成シート等のオリジナリティも追加してアピールしたかったので、後悔しています。

担当エージェントの方は淡々と仕事をこなすタイプで、こちらからオリジナリティを追加したいと要望を出せば、やってくれたと思うのですが、気づいたら選考に進んでしまったという状態です。

そこで、改めてオリジナリティを追加して書類選考をリベンジしたいと考えています。

ただ、そもそも一度落ちた応募者のリベンジを受けてもらえるのかという不安と同じ転職サービスの会社から応募しても目も通してくれないのではないかと不安があります。

企業によってはホームページで採用しているところもあったので、直接応募したろ！(笑)という気持ちはあるのですが、そもそも目も通してくれないとなると無駄なのかなとも思ってしまいます。

一度、書類選考を落ちた企業にはリベンジできないでしょうか。

お忙しいところ恐れ入りますが、
ご回答頂けると幸いです。
宜しくお願い致します。

まず「一度書類選考で落ちた企業にリベンジしたい」というその気持ち、とても尊いものです。
転職活動ではもちろんのこと、今後もぜひ持ち続けてください。
私もおおいに励まされました。
ありがとうございます。

相談者さまがまとめてくださっている相談は、以下の2つです。もうお返事しちゃいましょう。

（１）そもそも一度落ちた応募者のリベンジを受けてもらえるのか
⇨受けてもらえます。確率は確かに低いです。でもコツがあります。
（２）同じ転職サービスの会社から応募しても目も通してくれないのではないか
⇨仰るとおりです。基本NGです。

それぞれ詳しくお伝えします。
「採用側だったらどう考えるかな」と想像すると仮説が立ちます。

お返事：落とした応募者に「会ってみようかな」と思った人事の本音

実際にリベンジ転職を叶えているひとはいます。

しかし「リベンジ転職」は、確率が低いのも事実です。
特に中途採用では、その確率は低いです。

でも、だからといって「あきらめましょう」と申し上げたいわけではありません。

リベンジ転職を許可した人事の役員と、こんな話をしたことがあります。

経歴や経験はもちろん大事なんだけど、うちは志望動機を大切にしてますよ。
その後の定着率に関わるし。
実際に「採用したいスペックにはあるんだけど、
うちにきたいわけじゃないんだろうな」と判断した候補者は落としています。
反対に「一度落ちたけどもう一度門を叩いてくれて、
”可能性に賭けようか”」と思って、入社を許可したひともいます。
そのひとはいまやうちのエース社員ですよ。

「いまどき志望動機なんて。新卒採用でも聞かないでしょ」と言いたいところですが、中途採用でもいまでも大事です。
直接的に聞かなくても「やっぱり知りたい」経営者や人事はとても多いです。

ひとって、本当に見極めるのが難しいんですよね。
「即戦力だ！」と思っていたら、まったく成果を出せずにすぐに退職してしまうひともいます。
「立ち上がりに時間かかりそうだな」と思っていたら、すぐに成果を出してしかも社内で人気者になるひともいます。

採用人数を絞っている会社ほど、ひとりひとりの「人間性」や「相性」のレベルまで見たいと考えています。

相談者さまはどんな会社を受けようと思っているでしょうか？
大量採用ではなく厳選採用であれば、リベンジ転職の可能性は残っているはずです。

お返事：リベンジ転職を実現したひとの実例

実際に私もこのパターンで、「リベンジ転職」を一緒に成功させたことがあります。
マーケティング職の37歳の方です。

具体的には以下の4点を「リベンジ転職資料」としてまとめました。

（１）至らなかった点の振り返りとチャンスをもう一度ほしい旨
（２）志望動機（ファン視点ではなく、何が貢献できるか視点）
（３）求人票に書かれている仕事内容と、自分がそれらをできる証拠となる再現性の高い経験のつき合わせ
（４）入社後にどう仕事をする計画か（1年プラン）

これらの内容から「自分は求人票に見合う経験を持っている」ことをアピールします。
熱意だけではリベンジ転職には物足りません。
しっかりと「私は貴社の水準に達している」旨を伝えます。

そして、「熱意」も大事です。
「リベンジ転職資料」の送り方も工夫が必須です。

送るのは転職エージェント経由でも転職サイト経由でも、
採用HP経由でもありません。
「会社宛に郵便で送付」です。

「手渡しの方がいいでしょうか？」と当時の相談者さまにも聞かれたのですが、さすがにそれはこのご時世、先方が恐怖を感じます。
熱意と「採用目線になる冷静さ」がポイントです。

本来は転職エージェント経由で受けているのであれば、転職エージェントを通したいところです。
でも「担当エージェントの方が淡々と仕事される方」とのことで、あまりイレギュラー対応は期待できません。

私であれば仁義を通すために「迷惑がかからない形で、もう一度自己応募しますね」とお伝えします。
おそらく止められると思いますし、狡猾な担当者であれば「私から渡してみますね」と「リベンジ転職資料」を受け取っておいて、渡さない。
そう予想します。

一度閉じた扉は、非公式な叩き方でしか開きません。

応援しています。

メッセージ

この実例を否定することは簡単です。

レアケースすぎるw
そんなことするなら他の企業受けなよ
私、採用担当者だけど、リベンジとかやめて

これらはすべて、相談者さまのキャリアに特に影響がないひとの言葉です。
無視して進んでOKです。

それに、「リベンジ転職資料」は仮に面接にすら辿り着かなくても、
何も無駄になりません。
つくるにあたって、企業をさらに研究し、ご自身のことも研究します。

その過程で「自分がしたい仕事」や「行きたい企業」がさらに明確になります。
本来行きたかった会社としては、違う出会いがあるかもしれません。

なので、どんな結果であろうとも、応援しています。

「読んでなくていい読書会」が再度満席になりました。
お申し込みしてくださった方、誠にありがとうございます。
再度、追加枠をつくりました。
残り3席です。

ご興味ある方は、お気軽に遊びに来てくださいませ。
相談を書き込んでいただくと、当日に全力でお答えします。
https://book-club-with-no-reading-required-0411.peatix.com/view

お会いできること、楽しみに待っています。

P.S.トップ画像のスカビオサ（Scabiosa japonica）の花言葉は「再出発」です

English Ver（translated using a generative AI）：[Career Change Consultation] Can I Make a Comeback at a Company That Rejected Me in the Screening Process? You Can Do It-The Break Room for Your Career Vol.127

This is Sota Sano from Taishokugaku®️（resignology）. You can find me on Twitter @taishokugaku.

I received a “passionate job change consultation” from Marshmallow.
The theme is ‘Can you make a comeback at a company that once rejected you during the document screening process?’ I’ll share tips for a revenge job change.

There’s a company I can’t give up on
I want to acquire more skills to appeal
I feel like I didn’t convey my intentions well to the hiring manager

I hope this reaches those who feel this way.

In conclusion, a “revenge job change” is possible.
Having a company you want to ‘make a comeback’ at means you have already taken the first step towards successful job hunting.

For those who say, “I don’t have time to read a long text!” please see this “Career Break Room ~ 3-line summary version ~”:

【The Break Room for Your Career ~ 3-line summary version ~】
（１）Revenge job applications are possible. Reapplying to a company that previously rejected your application is the first step toward successful job hunting
（２）The key to a successful revenge application lies in clarifying your motivation and adding originality to your self-promotion
（３）Prepare a “revenge application dossier” to directly appeal to the company, conveying enthusiasm and a specific plan for contribution

Career Change Consultation: Can I Make a Comeback at a Company That Rejected Me in the Screening Process?

Here is the “passionate job change consultation” I received.

I have read Mr. Sano’s book and had a career consultation with him before. Thank you for not only guiding me towards the direction of job change but also advising me on my tendency to focus too much on my failures!

The consultation I wish to seek this time is about whether I can make a comeback at a company that rejected me during the document screening process.

I started job hunting about a month ago and applied to about 20 companies through an agent service.

I thought I was prepared, having learned how to interact with agents from the book, but my agent was quite detached, and I ended up submitting a standard resume, just like that.

As a result, I was rejected at the document screening stage by almost all the companies I applied to.
I realize that I applied to companies where my current experience and skills might not have been sufficient, and from the perspective of a hiring manager, my resume probably wouldn’t stand out among many applicants.
I regret not adding more originality to my application, such as a development sheet for my club activities.

The agent handling my case was the type to go about their work unenthusiastically, and had I requested to add some originality, they might have complied, but before I knew it, I was already advancing through the selection process.

Therefore, I want to add more originality and make a comeback in the document screening process.

However, I am anxious about whether a company would entertain a comeback attempt from an applicant who has already been rejected once and whether applying through the same job service company would even get my application looked at again.

Some companies advertise their openings on their websites, so I thought about applying directly with a laugh, but if they won’t even look at my application, it might be a waste of effort.

Is it not possible to make a comeback at a company that has rejected me once in the document screening process?

I apologize for the inconvenience during your busy schedule,
but I would be grateful for your response.
Best regards.

Firstly, the desire to ‘make a comeback at a company that once rejected you during the document screening process’ is truly precious. Please continue to hold on to this sentiment, not just in job hunting but in life as well. You’ve greatly inspired me. Thank you.

Here are the two main concerns you’ve summarized. Let’s address them right away.

(1) Is it possible to receive an opportunity for revenge from a company that has once rejected an application?
⇨Yes, it is possible. The odds might indeed be low, but there are tricks to improving them.
(2) Will my application even be looked at if I apply through the same job service company?
⇨As you suspect, it’s generally a no-go.

I’ll explain each in detail.
Thinking from the perspective of “what would the hiring side think?” can help form hypotheses.

Reply: The Real Intentions of HR Who Decided to Meet with a Rejected Applicant

There are indeed people who have made their revenge job change a reality.

However, it’s true that the probability of a “revenge job change” is low, especially for mid-career recruitment.

But that doesn’t mean I’m suggesting you should give up.

I’ve had a conversation with an HR executive who approved a revenge job change.

Of course, career and experience are important, but we value the motivation to apply. It relates to the retention rate. In fact, we’ve rejected candidates who might have the desired qualifications because we felt they didn’t really want to join us. Conversely, we’ve accepted those who, despite being rejected once, knocked on our door again thinking, “Let’s bet on the possibility.” That person is now one of our ace employees.

You might want to say, “Motivation, really? That’s not even asked in new graduate recruitment anymore,” but it’s still very important in mid-career recruitment.
Even if it’s not asked directly, many employers and HR staff ‘still want to know’ it.

Judging people is truly challenging.
Some you thought would be “immediately effective” end up not producing results and leave soon after.
Others you felt would “take time to get started” quickly begin to excel and even become popular within the company.

The more a company narrows down its recruitment, the more it wants to understand each applicant’s “personality” and “compatibility.”

What kind of companies are you thinking of applying to?
If it’s not mass recruitment but selective hiring, the possibility of a revenge job change still exists.

Reply: Examples of People Who Achieved a Revenge Job Change

I have also succeeded in assisting someone with a “revenge job change” following this pattern. He was a 37-year-old in a marketing position.

Specifically, we compiled the following four points as “revenge job change materials.”

(1) Reflection on shortcomings and a request for another chance
(2) Motivation for applying (not from a fan perspective, but from what can be contributed)
(3) Matching job descriptions in the job posting with reproducible experiences demonstrating capability
(4) Plan for how to work post-joining (1-year plan)

These elements help assert that “I have the experience matching the job posting.” Passion alone isn’t enough for a revenge job change. It’s crucial to convey, “I meet your company’s standards.”

And, enthusiasm is important too.
The way you send your ‘revenge job change materials’ also requires creativity.

Not through a job agency, job site,
nor the company’s recruitment HP.
It’s by ‘sending it by post directly to the company.’

“Should I hand it over personally?” was a question from the consultant at the time, but that would indeed scare the other party in these times.
Enthusiasm and “keeping a hiring

perspective” are key.

Ideally, if you were dealing through a job agency, you’d want to go through them. But since you mentioned your agent works in a detached manner, expecting unconventional support might be unrealistic.

If it were me, I’d say, “I’ll apply again on my own without causing any trouble,” to maintain dignity.
Probably, you’ll be discouraged, and if your agent is crafty, they might offer to pass on your “revenge job change materials” themselves and then not do so.
That’s my prediction.

A door that once closed can only be reopened through an unofficial knock.

I’m rooting for you.

Message

It’s easy to dismiss this example.

Too rare of a case lol
If you’re going to do that, might as well apply to other companies
I’m in HR, please don’t bother with revenge

These are all words from people who have no particular impact on your career. It’s okay to ignore them and move forward.

Moreover, even if the “revenge job change materials” don’t lead to an interview, nothing is wasted.
By creating them, you research the company further and delve into understanding yourself better.

Through this process, “the job you want to do” and “the company you want to go to” become even clearer.
Perhaps, there’s a different encounter waiting for you than the company you initially wanted to join.

So, regardless of the outcome, I’m supporting you.

The “Reading Not Required Book Club” has once again reached full capacity. Thank you to everyone who registered. We’ve added more slots. There are 3 seats left.

If you’re interested, please feel free to join us. If you submit your questions, I will answer them with all my might on the day.
https://book-club-with-no-reading-required-0411.peatix.com/view

I look forward to meeting you.

P.S. The flower language of the top image’s Scabiosa japonica is “a new start.”