<キャリア相談>「全部、私のせいだ」と考えてしまう癖はどう断ち切ればいいでしょうか?<お返事>”意識”を「変えない」がポイントです〜キャリアの休憩室Vol.98〜

おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。

本日のテーマは「全部、私のせいだ」の断ち切り方です。
『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!』(サンマーク出版)の読者さまから
マシュマロにいただいたキャリア相談にお返事します。

「わかっちゃいるんだけど変えられない心の癖」をお持ちの方に、
受け取っていただければ幸いです。

佐野の自分語りが長くなります。
転職ノウハウやお悩み解決をお待ちの方は
今日は読み飛ばしてくださいませ。

ポイントは”意識””性格””価値観”を「変えようとしない」です。
変えるべきは時間、人間関係、場所、お金、習慣です。

キャリア相談:「全部、私のせいだ」と考える癖はどうすればいいでしょうか?

いただいたキャリア相談はこちらです。

「会社辞めたいループ」の退職成仏ノート…上手く書けません。「でもこれ悪いのは私じゃん」から抜け出せません。

なぜか休んでしまうのは私のせい。突発で休んで周りに負担をかけている私のせい。何かがつらいとしても、その不透明なつらさを上に相談できずにいる私のせい。結局はただの怠け者な私のせい。
どう足掻いても自分が一番悪党で、私に迷惑をかけられた人たちが正しいという結論に辿り着いてしまい、自分のつらさの原因にまで辿り着けないです。

私がまじめに仕事のために生きるようになれば、生活の軸が趣味などから仕事へと移り、交代勤務に合う生活リズムを徹底して、会社の人をこれ以上不愉快にさせることもなくなる。分かっているはずなのに、そんなのは嫌だと駄々をこねる自分もいる気がするんです。もういい歳した大人なのに…。やりたいことに充てる時間が少なくなっても、有休を自由に使える範囲が減っても、うまく眠れなくて睡眠時間が半減しても、今の仕事を始めた以上、合わせるのが当たり前なのだから。体がつらくても心がつらくても、やるしかない。
正論です。でもこれが頭にこびりついているせいか、「私が悪い」という結論にすべてが収束してしまいます。

どうしたら自分の不満に辿り着けるのでしょうか?そもそもこの「駄々をこねる自分」は、やはりただの甘えであって捨てるべき考えなのでしょうか?
恥ずかしながら、今までずっと自分に厳しくするふりをしながら甘ったれて生きてきたため、どこからが排除すべき甘えなのかもわからないです。自分に厳しくならなきゃいけないのに。 言葉足らずかもしれませんが、佐野さんのお考えをお聞かせいただけると幸いです。

まずは拙著を読んでくださっただけでなく、
こうして言葉をたくさん届けてくださり
誠にありがとうございます。

大きな勇気を使ったのではないでしょうか?
自分の感情を言葉にされていることはもちろんのこと、
大きな悩みを吐露してくださったのではと思います。

相談者さまの悩みには
「辛かったですね」なんていう軽い共感も
「こうすればすべて良くなりますよ」なんていう即席の解決策もないはずです。

では、どうするか。
自分と近しいひとの境遇を知ること。
ここからすべてが変わるように思います。

いただいたお悩みを一言にすると
<「全部、私のせいだ」と考える癖の治し方>とさせていただきます。

実は、私も「全部、私のせいだ」と考える癖がいまもあります。
でも、癖ではあっても苦ではなくなっています。
ちょっとやっかいな学生時代からの親友くらいな感じです。

そこまでのプロセスをお伝えします。

「私と似たような人間は心の癖とこう付き合っているのか」と
参考にしていただければ幸いです。

ポイントは「意識を変えようとは”思わない”」です。
変えるべきは時間、人間関係、場所、お金、習慣です。

(ここから長い自分語りにつき合わせてしまいます)

「全部、私のせいだ」と考えると、とても楽

相談者さまは既に癖に気づかれていますが、
私が気づいたのは数年前です。

それまで漠然と「集団の中にいるとなんとなく息がつまる」、
「辛くても辛くても相談はできない」、「自分がやった方が早い」と考える
自覚症状はありました。

「生きづらい世の中だなぁ」なんて達観するふりをして、
自分と向き合うことに逃げていたように思います。
「責任感が強い」という美徳の仮面をかぶっていました。

確かに原因を辿ることはできました。
父親との関係やサッカー部の中でのキャラクターから
「私はすべての責任を自分が引き受けるように生きてきた」と
分析することができます。

でも、だからといって何も変わりません。
どんどん「全部、私のせいだ」と思うようになり、
友人も仲間も恋人も遠ざかっていきます。

中学生くらいの頃になぜか取り憑かれた
「たぶん自分は孤独死するんだろうな」という予感が
どんどん現実的になる感覚がありました。
(冷蔵庫や洗濯機を捨てたり、謎に終活をはじめていました)

いまでは笑い話なんですが、
「30歳前には終わらせよう」と本気で思っていました。

振り返ると、楽だったんだと思います。
「全部、私のせいだ」と考えれば
これ以上ひとから責められないし、
自分のペースで行動すればいいし、
他人の気持ちを考えなくて良いですし。

究極の自己責任の顔をして
すべての責任を自分になすりつけていました。

未熟ながら、いまでもそんな私は生きています。
でも「全部、私のせいだと考える性格=佐野創太」という
アイデンティティーではなくなりました。

やっかいな自分と付き合えるようにはなっているわけですが、
残念ながら劇的な出来事があったわけではありません。

ある曲がきっかけです。

「黒い羊」を聞いて「全部、私のせいだ」がダサく思えてしまった

急に曲の話で恐縮ですが、
欅坂46に「黒い羊」という曲があります。

この歌詞の一節に台詞のように吐露される、
「全部 僕のせいだ」があります。

当時の欅坂46のメンバーの平手友梨奈さんが発している言葉なのですが、
私からするととても美しく響きました。

なんて潔い言葉だ。
すべてを引き受けるこの生き方、美しい。

私のこれまでの生き方をすべて肯定するような、
そんな全能感に包まれたことを覚えています。

でも、ふと思いました。

「あの言葉は平手友梨奈さんだから、美しいのでは」
「佐野があの言葉を信条にしたところで、ダサい」

急にいままで私は「全部、私のせいだ」と
十字架を背負っているような気になって生きていたと気づき、
でもそれは「そんな自分がかっこいい」という
ナルシシズムだったことに気がついてしまいました。

30近くになってようやく「どんな風に生きたいんだろう」と考え始めました。

いや、これもかっこつけています。
それまでも「哲学が好き」という自覚はありました。
でも、理由は特にはわかりませんでした。

いまならわかります。
生き方、つまり自分の軸が空っぽなので
哲学で満たしたら空虚な感覚がなくなると思っていたのです。

ゆっくり考えよう

長い自分語りもそろそろ終わらせますので、
もう少しお付き合いくださいませ。

ここまで佐野の心の癖をお伝えしましたが、
相談者さまはどう感じられたでしょうか?
自分と似た部分を感じたでしょうか?

相談者さまと私に近い心の癖があるという前提で恐縮ですが、
「どんな自分ならかっこいいと自分が思えるかな」と
問いを変えてみるのはいかがでしょうか?

相談者さまは『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!』(サンマーク出版)を読んで、
ご自身のことをたくさん見つめていらっしゃいます。

でも、生き方は変わらなかった。

佐野の力不足が主因ではありますが、
問い方を変えてみるのはいかがでしょうか?
原因を求める過去向きの問いから、
理想を描く未来向きの問いです。

これからもいまの自分で生きたいでしょうか?
変えられるなら、どんな自分で生きたいでしょうか?
未来の自分が振り返るとしたら、いまのどんな行動を変えるでしょうか?
時間、人間関係、場所、お金、習慣で何を変えましょうか?

すぐに答える問いではないと思います。

ひとと話し、本を読み、音楽を聴き、
ノートに書いて、ゆっくり時間をかける。

相談者さまだけの人生の課題なのではとお見受けします。

でも、くれぐれも「意識を変えよう」や「性格を変えよう」とは
思わなくてOKです。
繰り返しですが、変えるべきは時間、人間関係、場所、お金、習慣です。

メッセージ

応援しています。

という言葉が軽く響いてしまうくらい、
相談者さまは真剣にご自身に、
ご自身の生き方に向き合っていらっしゃいます。

きっと好転するはずです。

このメルマガに返信してくださる方や、
感想を届けてくださる方が増えています。
匿名で質問したい場合は、下記をご活用ください。
https://marshmallow-qa.com/atsuhiko_kamiya

お悩みを聞かせていただきましたら、
このメルマガでお答えさせていただきます。
(もちろん、個人が特定される情報は伏せます)
(数が増えているのでランダムになります)
(緊急性や重要性が高いものや法人のビジネス相談は、こちらのページのキャリア相談をご検討ください)

ぜひ声を聞かせてくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。

退職学・佐野

English Ver(translated using a generative AI): How can I break the habit of thinking “It’s all my fault”? The key is not to “change” your “awareness”-The Break Room for Your Career

This is Sota Sano from Taishokugaku®️(resignology). You can find me on Twitter @taishokugaku.

Today’s topic is about how to break away from the mindset of “It’s all my fault.”
I am replying to a career consultation received via Marshmallow from a reader of “Breaking Out of the ‘I Want to Quit My Job’ Loop!” (Sunmark Publishing).

It would be my pleasure if this could reach those who possess the mindset of “I know, but I can’t change it.”

Please bear with my long personal narrative.
If you are looking for job-changing know-how or solutions to your worries,
please feel free to skip over today’s content.

The point is not to try to “change” your “consciousness,” “personality,” or “values.” What should be changed are time, relationships, locations, money, habits.

Career Consultation: How can I break the habit of thinking “It’s all my fault”?

Here is the career consultation I received.

Struggling to write a successful resignation note from the “I want to quit my job loop”… I can’t escape the thought, “But it’s all my fault.”
It’s my fault for taking sick days. My fault for causing inconvenience to others by being absent suddenly. Even if something is hard, it’s my fault for not being able to discuss this vague discomfort with superiors. Ultimately, I’m just a lazy person at fault.
No matter how hard I try, I end up concluding that I am the biggest villain, and those inconvenienced by me are right, unable to find the root cause of my distress.

If I start living seriously for my job, my life’s focus would shift from hobbies to work, adapting my lifestyle to fit shift work, and I would no longer upset people at work. I know I should, but part of me resists, feeling like I don’t want that. Despite being an adult… Even if it means having less time for what I want to do, even if the freedom to use my paid leaves diminishes, even if I can’t sleep well and my sleep time is halved, it’s natural to adapt now that I’ve started this job. My body and mind suffer, but I have no choice.
It’s a logical conclusion. But this thought sticks in my mind, leading everything to converge on the conclusion that “It’s my fault.”

How can I reach my own grievances? Is this “resisting self” really just indulgence that I should discard?
I’m embarrassed to say, I’ve lived my life indulging in self-pity while pretending to be strict with myself, so I don’t know what indulgence I should eliminate. I should be stricter with myself. Though my words may be insufficient, I would appreciate hearing Mr. Sano’s thoughts.

First of all, thank you so much not only for reading my book but also for sharing so many thoughts with me.

It must have taken a lot of courage, didn’t it?
I believe you’ve not only expressed your feelings in words but also shared a significant concern with us.

There’s no simple empathy like “That must have been hard” or an instant solution like “This will solve everything” for the worries you have shared.

So, what to do?
Understanding the circumstances of oneself and those close to you can change everything, I believe.

To put your concern in a nutshell, I would describe it as .

Actually, I too have a habit of thinking “It’s all my fault” even now.
But, it’s no longer a burden but rather like a somewhat troublesome friend from my school days.

I will share the process to that point.

It might be helpful to see “how someone with a similar mindset to me deals with their mental habits.”

The point is “not to try to change your consciousness.”
What should be changed are time, relationships, locations, money, habits.

(I will now subject you to a long personal narrative)

Thinking “It’s all my fault” can be quite comfortable

Although you are already aware of your habit, I realized it a few years ago.

Until then, I had vague symptoms like “feeling suffocated in a group,” “unable to consult anyone even when it’s tough,” “I should do it myself because it’s faster.”

I pretended to be enlightened with thoughts like “It’s a tough world to live in,” avoiding facing myself.
I wore the mask of virtue called “strong sense of responsibility.”

Indeed, I could trace the causes.
The relationship with my father, my character within the soccer team, led me to conclude, “I have lived taking all the responsibilities upon myself.”

However, that didn’t change anything.
I increasingly thought “It’s all my fault,” driving friends, colleagues, and lovers away.

I had this premonition since middle school, “I’ll probably die alone,” which became more and more realistic.
(I even started disposing of my refrigerator and washing machine, strangely beginning to prepare for my end)

Now it’s a laughing matter, but I was serious about “ending it before 30.”

Looking back, it was comfortable.
Thinking “It’s all my fault” means no one else can blame you, you can act at your own pace, and you don’t need to consider others’ feelings.

I was ultimately responsible, taking all the blame upon myself.

Although immature, I still live with that side of me.
But, “thinking it’s all my fault = Sota Sano” is no longer my identity.

I’ve become able to coexist with this troublesome side of me, but unfortunately, there was no dramatic event.

A song was the trigger.

Listening to “Black Sheep” made “It’s all my fault” seem lame

It’s sudden to talk about a song, but there’s a song by Keyakizaka46 called “Black Sheep.”

There’s a line in the lyrics spoken like a dialogue,
“It’s all my fault.”

Hearing these words from Yurina Hirate, a member of Keyakizaka46 at the time, resonated beautifully with me.

What a noble sentiment.
Taking everything upon oneself, such a beautiful way of life.

I felt affirmed in my way of living, enveloped in a sense of omnipotence.

But then, I thought.

“Those words are beautiful because they’re from Yurina Hirate.”
“If Sano adopts those words as a creed, it’s lame.”

Suddenly, I realized I had been living as if carrying a cross, thinking “It’s all my fault,”
but it was narcissism, thinking “such a self is cool.”

Approaching 30, I finally started to ponder, “How do I want to live?”

No, I’m still posing.
I had always been aware of my love for philosophy.
But the reason was unclear.

Now I understand.
Because my core, my way of living, was empty, I thought filling it with philosophy would remove the void.

Let’s think slowly

As we come to the end of my long personal narrative, please bear with me a little longer.
Having shared my mental habits, how do you feel, dear reader?
Did you find any similarities with yourself?

Assuming, presumptuously, that you and I share similar mental habits,
how about changing your thought process to “What kind of self would I think is cool?”

You’ve read “Breaking Out of the ‘I Want to Quit My Job’ Loop!” (Sunmark Publishing) and have deeply reflected on yourself.

But, your way of living hasn’t changed.

While my inadequacy is the primary reason,
why not change the way you question?
From a past-focused mindset seeking causes to a future-focused mindset picturing ideals.

Do you want to continue living as you are now?
If you could change, how would you want to live?
Looking back, what actions of yours now would you want to change?
What should be changed in terms of time, relationships, locations, money, habits?

I believe these are not questions to be answered immediately.

Talk to people, read books, listen to music,
write in a notebook, take your time.

It seems to be a personal life challenge unique to you.

But, please, it’s okay not to think about “changing your consciousness” or “changing your personality.”
Again, what should be changed are time, relationships, locations, money, habits.

Message

I am rooting for you.

Such words might sound trivial because you are sincerely confronting yourself and your way of life.

But I believe things will surely improve.

最新のお知らせ

【キャリア相談】
●キャリア相談、生成AI関連のビジネス相談の詳細、口コミは下記をご覧くださいませ
https://shinro-soudan.com/detail/1ZOZ0kzuyPN121

【最新情報】
●最新のメディア出演、寄稿情報はこちらです

●2000部重版が決まりました:『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
読んでくださった方、誠にありがとうございます。
こちらにお礼のメッセージを記載しております。
https://taishokugaku.com/2023/11/07/reprint-zero-stress-tenshoku/

●日本初のAIキャリアbotをつくりました(2023年11月10日9時30分現在)
URLはこちらですが、うまく作動しているでしょうか?
https://chat.openai.com/g/g-oUsqQFg9e-moyamoyaruputuo-chu-botutobytui-zhi-xue-r-resignology
現在はChatGPTの有料アカウントのユーザーが使えるようです)
「使えた」「使えなかった」などありましたら、
マシュマロ(無料、匿名でメッセージが送れる)からお聞かせくださいませ
ユーザーの方へのメッセージ、使い方の注意点やポイントをこちらに記載しています

【最新イベント:準備中】
●2024年3月28日(木)20時〜21時30分:著者・編集者のためのChatGPT活用トークライブ/最新AI勉強会
※対談相手:タカトモさん(近藤麻理恵さん(こんまりさん)の世界で累計1400万部の著作『人生がときめく片づけの魔法』の編集者であり、出版ゼミの塾長)
※メルマガ「キャリアの休憩室」に登録して、優先情報をお待ちいただければ幸いです

●2024年4月11日(木)20時〜21時30分:第3回読んでなくていい読書会
※ゲスト:あいこさん、くりたかさん
※これまでの回は、すべて増席・キャンセル待ち席分も含めて満席になっています
※メルマガ「キャリアの休憩室」に登録して、優先情報をお待ちいただければ幸いです

【発売中】
●オーディオブックがはじまりました:『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
・「Audible会員プランの聴き放題」(月1,500円でおすすめ)
・単体購入はこちら:https://amzn.to/3ZBI2rc(単体だと3,000円でちょっと高い)

●動画予約がはじまりました:未来の自分が楽しみになるキャリアづくり:大阪府主催のキャリアイベント(OSAKAしごとフィールド10周年特別企画)
こちらから動画の配信予約ができます
https://shigotofield.jp/turning_point/#sano
200名以上の予約をいただいているようです。ありがとうございます!

【著作】
●『ゼロストレス転職』(PHP研究所)要約動画
https://youtu.be/4HwOPRcTRUk


●『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!』(サンマーク出版)要約スライド
https://taishokugaku.com/book1-summary-review/

【SNS】
●X(旧Twitter)
https://twitter.com/taishokugaku
●Instagram
https://www.instagram.com/taishokugaku/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です