＜お手紙＞それ、サザエさん症候群かもしれません。月曜日から「大勝利」するタイミングの掴み方〜キャリアの休憩室Vol.13

おはようございます。
退職学®︎の佐野創太（@taishokugaku）です。

本日のテーマは「転職するなら何曜日がいい？」です。
安心してください、「●曜日はパワーがたまるから●曜日がおすすめ」とか、
怪しい話はしません。

それでは、月曜日をちょっと元気にするコラムをお届けします。
「そろそろあれ決めないとなんだよな」と節目にいる方に届けばと思います。

目次（table of contents）

1 「月曜日は仕事したくないなぁ」はずっと前からみんな思ってる
2 日曜日と月曜日は「転職しよう」と決めてはいけない
3 「サザエさん症候群」はデータで証明されている
4 メッセージと最新のお知らせ

「月曜日は仕事したくないなぁ」はずっと前からみんな思ってる

あなたは「サザエさん症候群」という言葉をご存知ですか？
意味はサザエさんが放送される日曜日の夕方くらいから
「明日も仕事（学校）かぁ」とほんのり暗い気持ちになる、あれです。

別名もあります。
精神分析医シャーンドル・フェレンツィ氏は、
19世紀から20世紀頃に「日曜神経症」と表現しました。

『夜と霧』で著名なヴィクトール・フランクル氏も、
『生きがいの喪失』の中で「日曜神経症」を取り上げていました。
ブルーマンデイ症候群という表現もあります。

「月曜日は仕事したくないなぁ」はずっと前からみんな思ってるのかもしれませんね。

日曜日と月曜日は「転職しよう」と決めてはいけない

キャリア相談では、転職やフリーランス独立など
「大きな変化を伴うキャリアの選択」は、
日曜日から月曜日には「意思決定しないでください」とお伝えしています。

理由はサザエさん症候群や日曜神経症です。
「ちょっと疲れていたり気分が落ち込んでいる時には、
大切な意思決定はしないでください」ということです。

あなたも寝不足だったり熱があると、
感情的になったり「うまくいかないかもなぁ」と
ネガティブに考えたことはありませんか？

キャリアの選択も、あの時と同じです。

例えば「上司からの評価に納得できなかった」、
「部下にきつく指導してしまった」。

そんなイラッとしたり、後悔しているときは
大きな決断をするときではありません。
その問題も自分も寝かせてみて、
普通の精神状態に戻ったときに
「あれが意思決定の理由になるかな」と考えてみてください。

私のもとにキャリア相談にいらっしゃる方の多くは、
「会社を辞めるのを辞めました」と話してくださいます。

「会社を辞めたい」という強い不満状態をいったん落ち着けて、
「それでも会社を辞めよう」となったら、それは後悔のない意思決定になります。

「サザエさん症候群」はデータで証明されている

今日のテーマのサザエさん症候群や日曜神経症ですが、
これは医療の世界だけの話でもなければ、
ただの直感や経験即ではありません。

データとして証明した調査があります。
こちらです。
＞ヤフーの検索ビッグデータから “サザエさん症候群”を分析したレポートを公開～日曜18時以降は、「つらい時の乗り越え方」などの検索量が増加～
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000081771.html

「悩みの曜日別検索ボリューム」を見るとよくわかります。
日曜日は「やる気が出ない」など、虚無感に関連する悩みが多く検索されます。
火曜日は転職に関連した悩みが多く検索されます。