<キャリア相談>退職後や、環境が変わってもひととつながり続けられるのでしょうか?

おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。

本日のテーマは「どうすれば環境が変わっても
ひととつながり続けられるのでしょうか?」です。

退職、転職の季節らしいキャリア相談を
マシュマロ(無料・匿名で悩みが書き込める相談サービス)からいただきました。

ひとり時間はほしいけど誰かといる時間も大切にしたい
なんとなく、自分の人間関係の築き方に不安がある
退職するくらいで縁が切れるのが寂しい

そんな方に受け取っていただければ幸いです。

キャリア相談:どうすれば環境が変わってもひととつながり続けられるのでしょうか?

いただいているキャリア相談はこちらです。

退職後もつながり続けるという感覚に実感が湧きません。

今までずっと、中学から高校、学生から社会人、などの節目で別の環境に行くことになると、同じところに行く人でないと関係を断つということが当たり前でした。
自分から切りたくて切ってるわけではありません。いわゆる自然消滅で、連絡を取らなくなるんです。私自身、人と連絡を取り合うのが好きじゃないというのも一因かと思います。
また、それぞれの環境で築く人間関係でも、どんなに仲良くなったように思えても蛙化のような現象が起きてしまうことも一因かもしれません。原因不明ですが、好きだと感じていてもなぜか急に話したくない会いたくないとなるんです。

どうすれば環境が変わってもつながり続けられるのでしょうか?
また、過去の環境はともかく、今の環境でつながり続ける関係になるにはどう変わるべきでしょうか?

ご質問は2つです。

●どうすれば環境が変わってもつながり続けられるのでしょうか?
●今の環境でつながり続ける関係になるにはどう変わるべきでしょうか?

ご相談のきっかけは「退職後もつながり続けるという感覚に実感が湧かない」です。

このテーマに興味がある、ということは
相談者さまは「退職後もつながり続けられるようになりたい」という
気持ちを持っているという前提でお返事いたします。

ちなみに、「この相談は自分でつくったのかな?」と思えるくらい、
相談者さまは私と似た経験をお持ちだと思いました。
この部分です。

●中学から高校、学生から社会人、などの節目で別の環境に行くことになると、同じところに行く人でないと関係を断つということが当たり前でした
●自分から切りたくて切ってるわけではありません。いわゆる自然消滅で、連絡を取らなくなるんです。私自身、人と連絡を取り合うのが好きじゃないというのも一因かと思います

私は「人間関係が続かない」ということに、
30歳手前くらいで問題意識を持ちました。
「振り返ったら誰もいない。このままだと孤独死に直行なのでは」と
重く捉えていました。

これがきっかけのひとつとなって、
退職学®︎(resignology)、つまり
<退職後も声をかけられ続ける人物に成長する「最高の会社の辞め方」>を
提唱するようにもなっています。

<ご質問1>環境が変わってもつながり続けているひとは、「複数の顔」を知っている

相談者さまに突然のご質問です。
いまつながっていて、環境が変わってもつながり続けたいひとを
一人思い浮かべてください。
Aさんとしましょう。

相談者さまはAさんの「顔」をいくつ知っているでしょうか?

Aさんは同僚(会社関係のひと)という顔の他に、
どんな顔を持っているでしょうか?
出身地はどこでしょうか?土日は何をされていますか?
趣味はお持ちですか?将来は何をしていたいですか?

これらに答えることができれば、相談者さまは
既に「環境が変わってもつながり続けているひと」です。
退職して同僚という顔が見えなくなっても、
例えば趣味でつながったり、土日の過ごし方でつながり続けることができます。

一方で同僚というひとつの顔しか知らないと、
どれだけ深く仕事で付き合っていても、
退職しただけで縁が切れてしまいます。
仕事以外で連絡する理由がないですから。

環境が変わってもつながり続けているひとは、
ひとりの人間の複数の顔を知ろうとします。

仕事をしている中でも、ちょっと突っ込んだ質問をします。
「なんでいまの仕事をしようと思ったんですか?」や
「この仕事、楽しいですか?」と踏み込みます。

仕事が終わったあとは「普段なにされているんですか?」など
プライベートの雑談に花を咲かせようとしたりします。

私はこれが苦手でした・・・興味はあっても聞けませんでした。
理由はなんだったんだろう・・・何となく「え、なんでそんなこと聞くんですか?」と
聞き返されたらどうしよう、と自意識過剰になっていただけかもしれません。

「目の前のひとは、自分に見せている顔の他にはどんな顔があるんだろう?」

そう自分に問いかけてみることが、
環境が変わってもつながり続けることの第一歩になるはずです。

二歩目は「自分は複数の顔を見せられているだろうか?」です。

「仕事関係だからと言って、仕事の顔だけ見せていないだろうか?」
「自分から自分について話しているだろうか?」

そんな問いかけをすることで、目の前のひとも
私たちの「もう一つの顔」に興味を持ってくれます。

ひとつの顔だけで向き合っていると、
どれだけ好きであったり仲良くなったりしても
ふとしたことで関係が切れちゃうんですよね。
縁の結び目は複数あった方が固くなります。

<ご質問2>今の環境でつながり続ける関係になるにはどう変わるべきでしょうか?

二つ目のご質問である、
「今の環境でつながり続ける関係になるにはどう変わるべきでしょうか?」には
もうお返事しちゃいましたね。

目の前のひとの「複数の顔」に興味をもつこと、
自分の「複数の顔」を見せること。
具体的には質問をしたり、自分から自分のことを話すこと。

これの繰り返しで、退職してもどんなに環境が変化しても
つながり続ける関係はつくれます。

他に、退職してもつながり続ける「最高の会社の辞め方」をされるひとを観察していると、
「人間関係のスパンを10年単位で見ている」特徴もあります。

例えば相談者さまも私も、
学生時代の友人とは卒業や進級を気に
縁が切れているように思います。

確かに2〜3年の単位で見れば切れているかもしれません。
でも、10年、20年単位ならどうでしょう?
人間関係を復活させられることはできないでしょうか?

相談者さまは「あいつ、仲良かったな、また話したいな」と
感じる方はいらっしゃるでしょうか?
そのひとはどんな顔を持っていますか?
音楽が好きだった、スポーツが好きだった、お笑いが好きだった。
何か記憶の中にヒントはないでしょうか?

それを切り口に連絡してみる。
ニュースを見れば、「あいつ」の複数の顔に関連するものは
いくらでも流れているはずです。
「これ見て、お前思い出したわw元気?」と送れば
「なんかあったの?w」とからかわれるかもしれませんが、
連絡をもらったひとは少しの嬉しさはあるのではないでしょうか。

切れたと思っている人間関係は、
実は休んでいるだけもしれません。

いまはSNSでつながりを持っておくことはできます。
あとは声をかける勇気を持つだけですね。

私も頑張ります。

メッセージ

ちなみに、私は「いま同窓会の誘いがあったら必ず行こう」と考えています。
これまでは何が何でも行かないと思っていたのですが、
年齢なのか何なのか考えに変化がありました。

でも、お誘いが来ないんですよね。
同窓会が開かれていないだけだと信じたいところですね・・・(笑)

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書き手(佐野創太)のプロフィール

佐野創太(すり合わせ学の編集長/退職学®研究家)

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家

法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。


著書一覧

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