おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
本日のテーマは「求人募集をしていない会社への応募のコツ」です。
マシュマロ(無料・匿名で悩みが書き込める相談サービス)からキャリア相談をいただきました。
直接応募を検討している
気になる企業があるけど、求人が出ていない
転職エージェントやサイト以外の応募方法を探している
そんな方に届けば幸いです。
「採用はしているが公にしたくない企業の意図(シークレット採用)」と
「そんな企業へのアプローチのコツ」の2回に分けてお返事いたします。
※相談者さまが意図をすでにご存じでしたらすみません・・・!
明日以降のメルマガをお待ちくださいませ
お悩み:求人が出ていない企業にはどうアプローチしたらいいでしょうか?
いただいたお悩みはこちらです。
こんにちは!
ゼロストレス転職拝見いたしました。
今転職活動中でして、求人募集をしていない会社に応募をしたいと考えております。その会社の活動内容と理念に共感したので、実現に向けてメンバーとして働きたいと思っていたところ、「採用していません、を真に受けるな」という言葉を読み、応募してみようかなと心が動きました。ただ、応募条件や求めるスキルが不明なため、どのようにアプローチすれば良いのか悩んでいます。可能であれば、初回のコンタクトで相手企業に伝える内容をアドバイスいただけますでしょうか。(例えば、一度面談を依頼したほうが良いのか、職務経歴書を添付して判断を仰ぐのかなど)
ざっくりとした質問で大変恥ずかしいのですが、ご返信いただけると嬉しいです。

『ゼロストレス転職』(PHP研究所)を読んでくださり、
誠にありがとうございます。
相談者さまの転職活動がうまくいくことを願っています。
まず、「その会社の活動内容と理念に共感したので、実現に向けてメンバーとして働きたい」
という思いで転職先を捉えている点、
相談者さまの仕事の姿勢を感じることができます。
仕事の意義を重視するひとは、
仲間の士気を上げることができるひとでもあります。
きっと相談者さまの周りには
「あなたと働きたい」という
理念に共感する方が集まってくることと思います。
今回は「本当は採用しているのに公にはしていない」、
つまりシークレット採用を前提にお返事させていただきます。
「採用はしている」のに、公にしていない7つの理由
具体的にいただいたご質問はこちらです。
>初回のコンタクトで相手企業に伝える内容をアドバイスいただけますでしょうか。(例えば、一度面談を依頼したほうが良いのか、職務経歴書を添付して判断を仰ぐのかなど)
この質問に正確にお答えするために、
なぜ「採用はしている」のに、公にしていないのか、
つまりシークレット採用の意図を分解してみます。
相談者さまの方がその企業について当然詳しいですので、
意図が思いあたれば「あの企業はAという方法がいいな」と気づく可能性は高いです。
シークレット採用の意図は7つあります。
(1)採用コストのカット
昨今はどこも人材難です。
かといって採用条件は下げられない、
育成のコストはかけられないと
苦労している企業が多いです。
しかし、転職サイトや人材紹介を使うと
なかなかの費用がかかります。
成功報酬の料金体系もありますが、
コストはかかります。
という事情から「採用はしたいがコストがかけられない」ことがあります。
その場合は「直接応募」で、
採用コストを抑える配慮がコツになります。
とはいえ、この場合は会社HPには求人を出していたりするので、
相談者さまのケースには当てはまらないかもしれません。
(2)幹部、CxO採用
幹部社員やCxO採用を進めている企業が
シークレット採用にすることがあります。
これは、役職者を採用しているということは、
公に「弊社は役職者が欠けています」と公言するようなものです。
顧客や株主からの見え方を気にしているため、
公に求人を出さずに水面下で進めているケースがあります。
(3)新規事業
競合他社に知られずに新規事業を進めたいため、
そのポジションを公開しない場合があります。
採用広報に力を入れている企業は、
当然自社の採用競合になる企業の求人を見ています。
真似されたくないのです。
(4)火消し案件
実は世間で有名になるほどまずいことが起きているから、
誰にも知られずに火消ししてくれる人を探しているというケースがあります。
悪い意味で注目を浴びている状態だから、
求人を出すことでさらに注目を浴びてしまって
業務に支障が出てしまうのではないか。
そんな懸念からシークレット採用にしていることがあります。
(5)リファラル採用
相談者さまが気になる企業に当てはまるかもしれません。
リファラル採用、つまり「社員の知り合いからしか採用しない」ケースです。
これは「まだ少人数でカルチャーをしっかりつくりたい」や
「そこまで拡大させる気がない」企業の場合があります。
(6)副業・社会人インターン・アルバイト採用
「実際に一緒に働いたことがあるひと」しか採用しないがために、
シークレット採用にしている可能性もあります。
その場合は、会社のHPにその旨が記載されていたりします。
(7)人気がありすぎて対応できない
稀にですが、「超人気企業」のため
募集を出したり集まりすぎるため
「そもそも直接応募するやる気のある人しか採用しない」ケースもあります。
もしくは社長が有名人で、
「ファンばかりが応募してきて嫌になっている」可能性があります。
ざっくり7つに分解してみました。
当てまりそうな理由はありそうでしょうか?
相談者さまの文章を拝見していると
気になる企業について多くを調べているように感じられます。
「この理由でシークレット採用なのかも」など、
検討がつきましたら教えてくださいませ。
その理由に絞ってお返事いたします。
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書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
- Instagram:@taishokugaku
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
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