<転職相談>キャリアに一貫性がないですが、WEBデザインに興味があります。面接に受かるでしょうか?<お返事>受かります

おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。

本日のテーマは「キャリアに一貫性がないのですが、
面接に受かるでしょうか?」です。
マシュマロ経由で、Webデザインの勉強をはじめている方からいただいた
転職のご相談にお返事します。

「キャリアの一貫性」、ありますか・・・?
「あります」と自信を持って答えられる方は、
少数派ではないでしょうか?

特に専門性と呼べるものがない
「キャリアの一貫性」の出し方を知りたい
「これ」といった転職でのウリが見つからない

そんな方に受け取っていただければ幸いです。

相談者さまは『ゼロストレス転職』(PHP研究所)を読んでくださった方です。

転職相談:キャリアに一貫性がないのですが、面接に受かるでしょうか?

いただいている転職相談はこちらです。

はじめて投稿させていただきます。

現在、繊維製品を取り扱うメーカーで事務員として働いています。
業務量が多く、今年の3月末で退職することに決めました。

ただ、転職するにあたって不安なことがあります。
私自身、人前で話すことがとても苦手で、面接が億劫です。今までの経験上、面接中は頭の中が真っ白になり返答できない…ということが多くありました。

「このままじゃだめだ。何とかしなければ…」と悩んでいる時に、佐野様の著書『ゼロストレス転職』に出会いました。「仕事のみじん切り」や「志望動機の方程式」等、いまの私にとって必要なことが書かれており、大変助かっています。

特に不安なことは、私の経歴についてです。
一貫性がないので経歴について聞かれたらどうしよう…と悩んでいます。

経歴は以下の通りです。
大学(食文化専攻)入学
※将来カフェの経営を考えて入学したが、他の人よりも不器用だという事実を目の当たりにし、断念。
↓
就活に失敗
※うまく返答できず、面接に落ちる日々
↓
金属加工業の事務員として働く(2年間)
■入社の理由
※実家から原付で10分でつく距離
※奨学金の返済がある為、実家で貯金することができる
■退職の理由
※深夜23時まで働いたり、政治活動の援助や顧客への賄賂を贈る等をしていた
※パワハラ、モラハラ、セクハラを行う上司が3人いた
↓
繊維製品を取り扱うメーカーで事務員として働く(5年間)
■入社の理由
※興味のある業務をすることができる(ECサイト立ち上げ、illustrator等を使ったデザイン業務、新規商品の開発)
※社長の思い切った決断力(業務の妨げとなる行動をしていた従業員を数人解雇し、社内を風通しの良い状態にしていた)
■退職の理由
※直属の上司が社長。相談できる場がなく、負の気持ちを抱えることに。
※業務量が多くカバーしきれない。(商品企画・生産管理・品質管理・デザイン業務・事務)

次はWEBデザインに興味をもっており、勉強を始めています。
このような経歴で面接に受かることは可能でしょうか?

色々な方の相談に乗っておられて、お忙しいとは思いますがアドバイスいただけますと嬉しいです。どうぞ、よろしくお願いいたします。

拙著『ゼロストレス転職』(PHP研究所)を手に取ってくださり
誠にありがとうございます。

いただいたご質問を一言でまとめると、
「このような経歴で面接に受かることは可能でしょうか?」です。

もちろん可能です。
間違いないです。

面接が苦手でも、キャリアに一貫性がない(ように見える)としても
転職することはできます。

また、質問者さまはすでに転職成功の道を歩まれています。
「WEBデザインに興味がある」という未来に一点を打っているからです。
これが実は一貫性を出すための、最大のポイントです。

※続きの内容はこちらに公開しました
<キャリア相談>バラバラなキャリアで一貫性がなく、転職活動が不安しかありません<お返事>未来・自己分析はいかがでしょう?〜キャリアの休憩室〜
https://taishokugaku.com/2024/02/29/future-start-self-analysis-career-consistency/

ご質問は大きく分けて2つです。
「面接が苦手」と「キャリアに一貫性がない」です。

今日はより根本的である「キャリアに一貫性がない」のお悩みに
お返事させていただきます。

「キャリアの一貫性」が出せない本当の理由

転職やキャリア本によって「転職の軸」や
「キャリアの一貫性」という言葉が広まりました。
「会社依存を脱するんだ、大転職時代だ」なんていう情報も後押ししています。

これだけ情報が出ているのに
「キャリアに一貫性がありません」と悩むひとは
どんどん増えているように感じられます。

「キャリアの一貫性」が出せない本当の理由は、
自分の経歴の並べ方、正確に言えば振り返り方に
課題があることがほとんどです。

例えば佐野は経歴を並べるとまったく一貫性がありません。

転職エージェント⇨早期退職⇨法人営業、事務⇨早期退職⇨
新規事業開発⇨介護離職⇨ライター、研修講師、Webメディア編集者⇨
いま(著者・生成AI家庭教師・情報発信顧問)

自分で書いておいてあれですが、
なかなかに自信を失う経歴です。
この人物が「次はWebマーケターになりたいです」とだけ言われても
企業が採用することはまずないでしょう。

そうなんです。
職種名と転職や転職の事実だけを並べると、
一貫性はゼロに近づいてしまうのです。

相談者さまもそのように感じられます。

金属加工業の事務員⇨退職⇨繊維製品を取り扱うメーカーで事務員⇨退職⇨
WEBデザイナーになりたい

これだけ見ると「未経験はちょっと難しいです」となりがちです。

「キャリア」は無視していい。「動詞」で振り返ろう

でも、書いてくださっているように
「デザイン業務」の経験をお持ちのようです。
隣接する領域である「商品企画」もされているようです。
他にもWebデザインに活かせる業務を
経験されているのではないでしょうか?

自分のキャリアを職種名で振り返る事を辞める。
そして経験してきたことを「動詞」で振り返る。

相談者さまであれば「誰向けのどんな商品を企画してきたか」を具体化することです。
Webデザインに活かせる「動詞」がたくさん思いつくはずです。

「キャリア」という曖昧な言葉はまったく使わないでOKです。
「動詞」で自分の経験を検索してみてくださいませ。

「キャリアの一貫性」が必要な理由は、「社内を説得する材料」がほしいから

そもそもですが、「キャリアの一貫性」とは何なのでしょうか?
なぜ「必要なもの」と捉えられているのでしょうか?

「キャリアの一貫性」とは「線」です。
さらにわからなくなってきましたね・・・!

相談者さまであればこれまで積まれてきた、
たくさんの経験(動詞)が点です。

この点を並べると「共通点」が見えてきます。
これが線であり、キャリアの一貫性です。

点だけだと、採用する側としては
「あまり経験してないな」と不安になって
採用できなくなります。

これが「キャリアの一貫性」が必要な理由です。

正直に申し上げて、キャリアの一貫性なんてものは本当はありません。
フィクションです。
でも、フィクションでもなんでも
採用側は納得して社内を説得して回る材料がほしいのです。

例えば相談者さまを「Webデザイナーとして採用したい」と採用担当者が思ったとき、
次に何をするでしょうか?

現場や社長を説得する動きを取ります。
そのときに突っ込まれるわけです。

「え、このひとWebデザインやってるの?」
「うちのデザインできる根拠は?」

この突っ込みに耐えられる材料を提供する。
これが転職活動です。

「キャリアの一貫性」も社内の説得材料のひとつでしかありません。

これくらい冷めた目で自分の仕事を、
『ゼロストレス転職』(PHP研究所)でいう
「みじん切り」をしてみてください。

点を増やすと線が見えてきますし、
「この企業に応募するのなら、
このときの経験をアピールした方が良いな」と
自分のウリを採用側の視点から考えられるようになります。

応援しています。

メッセージ

前述したように、
相談者さまはすでに転職成功の道を歩まれています。

今日の内容を土台にして、
明日は「キャリアの一貫性」を出す最もパワフルな方法である
「未来に一点を打つ」を解説します。

相談者さまにとっては、無意識にできていることを
意識的に何度もできるようになるための内容です。

お楽しみに。

この記事に関連する一冊

『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)

一貫性がないと感じるキャリアでも、伝え方しだいで面接は通ります。その見つけ方を、この本にまとめました。

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書き手(佐野創太)のプロフィール

佐野創太(すり合わせ学の編集長/退職学®研究家)

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家

法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。


著書一覧

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