おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
本日のテーマは「レベルの低い職場での過ごし方」です。
マシュマロからいただいたキャリア相談にお返事します。
「レベルが低い」というと「何を上から目線な」と叱られそうですが、これってかなりきついんですよね・・・
相談者さまも「あとどれくらい自分が保つかな」と仰っていますし、「だからといって突発的に辞める事は出来ず」です。
キャリア相談にいらっしゃる方も、「手加減しながら働くのに疲れました」や「ブレーキかけっぱなしな感じです」とレベルの低い職場に悩んでいる方はいらっしゃいます。
どうすればいいのでしょうか?
キーワードは「ぬるい職場を抜け出す”枠のはみ出し方”」です。
「長文を読んでる時間はない!」場合は、こちらの「キャリアの休憩室〜3行まとめver〜」をご覧ください。

3行まとめ
- レベルの低い職場は、すべての基準が”ぬるい”から苦しい
- ぬるい職場の枠を大きくはみ出すと、苦痛がなくなる
- 終わりを定めると、レベルの低い職場の経験も糧になる
※佐野に直接がっつり相談する場合はこちらをご覧ください
https://shinro-soudan.com/detail/1ZOZ0kzuyPN121
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https://marshmallow-qa.com/atsuhiko_kamiya
キャリア相談:組織や同僚のレベルが前職と比較しても低く、ことあるごとにストレスを感じています
いただいているキャリア相談はこちらです。
佐野様
著書やメルマガを拝読させていただいております。
ネガティブな内容で恐縮なのですが、レベルの低い職場での過ごし方について、ご相談させていただきたく思います。半年前くらいに転職をしたのですが、組織や同僚のレベルが前職と比較しても低く、ことあるごとにストレスを感じています。
元々ストレスを溜めやすい気質もあり、あとどれくらい自分が保つかな、でも今の選択肢を選んだのは自分だしななどと日々モヤモヤ考えてしまいます。以前の職場は繁忙期になると月の残業時間が80hを越えることもあるような環境だったので、年収を大幅に下げてもいいからハードワークから逃れようとした思考が招いた結果なのだと思います。
だからといって突発的に辞める事は出来ず、日々精神やスキルがすり減っていると感じながらも続けることが現実的かなと思い、日々心を殺して働いています。
今年で29歳になる年齢なので、若い時間を無駄にはしたくないのですが、職場で受けるストレスが大きく、毎日を過ごすことでいっぱいいっぱいです。まとまりのない文章で申し訳ないのですが、こうした当方の状況に何かアドバイスをいただけたら嬉しいです。
上司や会社にはなかなか明かせないですし、
友人にも話しにくい内容かも知れません。
状況を聞かせてくださり誠にありがとうございます。
前職のように「月の残業時間が80hを越えること」はなさそうでしょうか?
転職理由であった「労働時間の改善」が果たされていますように。
人間らしい生活が送れるようになっている前提で、お返事します。
レベルの低い職場の特徴:すべてが”ぬるい”
レベルの低い職場には、共通する特徴があります。
レベルの低い職場はすべてが「中途半端」です。
目標が未達でも「頑張ったからいいよ」。
締め切りを過ぎても「次は気をつけてね」。
努力しているひとに対して「そこまでしなくていいよ」。
そんな”ぬるさ”が目につく職場です。
レベルの低い人に合わせると疲れるのは、ブレーキをかけっぱなしだから
冒頭でご紹介した「手加減しながら働くのに疲れました」「ブレーキかけっぱなしな感じです」という声のとおり、周りに合わせて力を抑えるのは、楽なようでいて実はとても消耗します。アクセルを踏みたいのに、ずっとブレーキを踏み続けているからです。相談者さまの「日々心を殺して働いています」という言葉も、この状態に近いのだと思います。
抜け出す方向は2つあります。周りに合わせるのをやめて自分の枠をはみ出すか、周りを自分のほうへ引き上げるかです。このあとのお返事1と2で、それぞれお伝えします。
お返事1:ぬるい職場の枠を大きくはみ出してみる
まずは相談者さまにとっての「レベルが低い」をぜひ言葉にしてみてください。
上司も同僚も自己研鑽をしない。
目標があまりにも低い。
誰でもできる作業しか割り当てられない。
いろいろありそうです。
その上で例えばこんな対処法はいかがでしょうか?
これまで3日かけていた仕事を1日で終わらせる。
「ここまでやればいいよ」と定められている目標を200%で達成できるようにする。
上司の仕事をひとつもらってみる。
共通しているのは「枠をはみ出してみる」です。
こんなぬるま湯につかっていると、相談者さまのように仕事熱心なひとには時間がもったいないです。
そのため、「枠をはみ出してみる」のはいかがでしょうか?
枠は「ちょっとはみ出す」ではなく「大きくはみ出す」がおすすめです。
105%達成ではなく、200%達成です。
すると「いままでの自分の延長線上ではない思考や行動」を見つけようとします。
何か新しい分野を勉強する必要があるかもしれません。
苦手だと思って放置していたことに手をつけることになるかも知れません。
誰かの協力を仰ぐといいかもしれません。
ぬるい職場の枠を大きくはみ出してみてくださいませ。
いまのレベルの低い職場は、相談者さまにとっては小さ過ぎます。
お返事2:主語を大きくすると、ぬるい職場を抜け出せる
相談者さまはこれまでハードワークをされていました。
この経験は財産です。
「大きく枠をはみ出す」ことの応用があります。
それは「主語を大きくする」です。
前述した「枠のはみ出し方」の主語は、相談者さまでした。
それを広げるとどうなるか。
例えば「私が目標を200%達成する」は「チームが目標を200%達成する」になります。
さらに広げれば部署になり、もっと広げると会社全体になります。
主語を大きくする。
するとどれだけレベルが低くぬるい職場であっても、一大プロジェクトになります。
ここで成果を上げれば、その実績を使って転職や独立の道が見えてくるはずです。
そこまで大きくなくとも、例えば「いつも70点の同僚を100点にするには」と考えることも「主語を大きくすること」になります。
ハードワークをしてきた相談者さまであれば、自分ひとりが努力することは簡単だとお気づきのはずです。
一方で、他人が頑張るようになってもらうのは、かなり骨が折れる仕事です。
レベルが低い職場であれば尚更です。
「主語を大きくする」ことで、仕事のレベルを上げるのはいかがでしょうか?
マネジメントの練習にもなり、相談者さまの仕事の幅がぐっと広がります。
お返事3:終わりを定める
「枠をはみ出す」、さらには「主語を大きくする」には大前提があります。
これらは短期的にできるメリットはありますが、
根本的な相談者さまの「レベルの低い職場にいる息苦しさ」は続いてしまう可能性があります。
そこでおすすめなのが「終わりを定める」です。
成果を上げられたら転職する。
来年の4月には新しい職場にいられるようにする。
なんでもOKです。
「ここまでは頑張ろう」というゴールテープになるものは、何かないでしょうか?
終わりが定まれば、それまでの過程はすべて糧になります。
終わりが決まれば、例えば「2025年の4月に新しい職場にいよう」と考えたら残りの期間で転職活動で使える客観的なエピソードが欲しくなります。
独立すると定めたならば、「独立した初日に営業ができるようにリストをつくれないか」と頭がフル回転し始めます。
もちろん、「終わりの形」は適当でいいです。
いまは辛い状況にいらっしゃるので、明るく描けない可能性だってあります。
大丈夫です。ざっくりでOKです。
「1年後こうなっていたらいいな」でいいです。
現実可能性も無視してください。
レベルの低い職場だとすべてが「これになんの意味があるんだ」と無気力に苛まれます。
この状況を断ち切りましょう。
終わりを定めると、明日からの行動に意味を感じられるようになります。
応援しています。
一緒に前に進みましょう。
メッセージ
このお返事を見てくださることがあれば、
一言またマシュマロで「見たよ」とお聞かせくださいませ。
ちょうどいい職場がわかるといいですよね。
物足りなすぎるわけでも、とうてい手の届かなわけでもない。
少し背伸びする楽しさが味わえる職場。
自分の能力が数値化できて、職場のレベルも数値化できたら
今日の相談者さまの悩みは消えるんだろうなと思いつつ、なかなか。
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書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
- Instagram:@taishokugaku
- YouTube:@sano-souta
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
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