おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
本日のテーマは「休職から復帰したらどうしたらいいでしょうか?」です。
ひとり経理の方からマシュマロでいただいたキャリア相談にお返事します。
休職からうまく復帰できるだろうか
休職から退職したら、転職活動に響く?
頭がこんがらがっている
そんな経験がある方に受け取っていただければ幸いです。
私は仕事から逃げた経験があります。
相談者さまの自責の念が強くなっているいまのお姿はとても他人事には思えません。
「長文を読んでる時間はない!」場合は、こちらの「キャリアの休憩室〜3行まとめver〜」をご覧ください。

3行まとめ
- 頭を整理したあとは、心を動かすと取るべき行動がわかる
- 悔いがあれば、向き合ってからでも転職や異動は遅くない
- 強い主張に触れたときに生じる反応が、実は自分が取りたい選択肢である
キャリア相談:ひとり経理です。仕事を放棄してしまった自分を責めてしまいます
いただいているキャリア相談はこちらです。
初めまして。著書2冊とも読ませていただきました。現在休職中なので、もっと前に出会えていればよかったです💦
現在中小企業(100名程度)で一人経理職をしています。
インボイス制度の開始や、人員削減、部署での孤立が原因です。
普段から自己流で仕事をしまい、他の社員との連携や気遣いなどをせずに過ごしてきたため、年末に一気に仕事量が増えた時に助け舟を出せずキャパオーバーになりました。
半ば無理矢理に仕事が逃げた形になっており、上司からは完全に嫌われたなと思います。休職後、一度面談しましたがしゃべることも怖くなってしまいました。3ヶ月が経過するので延長か、そのまま退職するか、復職(別部署に異動になるが詳細は不明ですが身体を使う作業)するか悩んでいます。
原因はほぼ私の能力不足だと考えていますが、休職からの退職なので転職活動は不安しかなく、仕事を放棄してしまった自分を責めてしまいます。
全然軸足が定まっていない状態でこの状態で転職活動が上手くいくとは思えず毎日悶々としてしまいます。上手く頭を整理する方法はないでしょうか?
お返事1:すでに頭の整理はできています。残すは、心を動かすだけです
拙著をご覧になってくださってありがとうございます。
少しでもお力になっている部分があれば光栄です。
また、大変な状況を言葉にして伝えてくださってありがとうございます。
「自分を責めてしまいます」とあるように、言葉にする中でも自責の念が強く働きすぎていないでしょうか。
おせっかいながら、少し気になりました。
いただいた相談内容をお言葉を借りてまとめると「上手く頭を整理する方法はないでしょうか?」です。
一方で、相談者さまはすでに頭を整理されていると感じました。
置かれている状況の分析、他者目線からの猛省、とれる選択肢の列挙。
簡潔な文章で綴られています。
そのため、文字通りの「上手く頭を整理する方法」を知る段階は、もう過ぎているように思います。
いまは心を動かす段階、つまり「この選択肢を選んだときに取る行動を可視化する」段階です。
では、相談者さまどの方向に心を動かすと良いのでしょうか?
いただいた相談の文章からになるが、私見を述べさせていただきます。
お返事2:強く主張します。心の反応が進む先です
ここから強い主張を記載します。
ただし、取り扱い注意です。
相談者さまに感じていただきたいのは、強い主張を目にしたときの「自分の反応」です。
私の主張の内容自体には価値はありません。
相談者さまがどう感じたかに価値があります。
その心の反応が、言葉にはしていないけれど本当は取りたい選択肢です。
私の主張は「延長」です。
退職からの転職活動でも異動でもなく、いまの仕事を延長することをおすすめします。
社内で孤立してるし、上司にも嫌われているのに・・・?
戸惑わせてしまったかもしれません。
理由はただ一つです。
相談者さまには「悔い」が残っているように思うからです。
●普段から自己流で仕事をしまい、他の社員との連携や気遣いなどをせずに過ごしてきた
●年末に一気に仕事量が増えた時に助け舟を出せずキャパオーバーになった
●仕事を放棄してしまった自分を責めてしまう
こういった文章から「できるならやり直したい」という気持ちがあるのではないか、と推測しています。
ここまで読んでみていかがでしょうか?
「いや、そんなことはない」と思うのも、よし。
「確かにそうだ」と思うのも、よし。
相談者さまの心の反応が、最も相談者さまの進む道を照らしています。
お返事3:見えている課題は、いま解決する
相談者さまもお気づきかもしれませんが、相談者さまは「ああしてればよかった」と分析できています。
つまり、課題が特定できていて、どうすればよかったのかも明らかにできています。
相談者さまが休職するにいたった理由は、一言で言えば「単独プレー」です。
しかし、ひとり経理という性質かつ、100人規模の中小企業という環境から考えれば「単独プレーをせざるを得なかった」とも言えます。
自責思考は成長には必須ですが、いきすぎると「全部、私のせいだ」と追い詰める自罰思考になります。
相談者さまにとっていまは、単独プレーからチームプレーに生まれ変わる転機なのかもしれません。
単独プレーもチームプレーもできる自分になってから、改めて転職したいのかを考える。
そんな行動プランはいかがでしょうか?
相談者さまは誰に言われることもなくご自身の課題を特定できています。
課題を解決したがっているように、私の目には映りました。
仰るように上司や仲間の心情が絡むため、「チームプレーに移行するためのto do」は私も詳しく直接お聞きしないと出せません。
しかし、他者目線で自分を分析できる相談者さまですから、移行する手段も見つけられるのではと思います。
見えている課題は、いま解決する。
そう定めると、ごちゃごちゃした頭は整理されますし、
心も決まります。
結果はどうなったとしても、課題に取り組んだ自分は誇らしく思えます。
いまの強すぎるように見える自責の念や自信のなさも、すっかりなくなっている可能性も大いにあります。
いただいた限られた文章から、ズケズケと相談者さまの心に向けて主張させていただきました。
心がどう反応したか、ぜひ点検してみてくださいませ。
一緒に前に進みましょう。
メッセージ
最近また自分のルーツにあたる本や音楽に触れるようになりました。
ルーツがはっきりすると、つまり「私はどこから来たのか」がわかると「私はどこへ行くのか」がはっきりします。
前に進むエネルギーや元気が戻ってきます。
「やるべきことはわかってるんだけどな」と立ち止まる時間が長く感じたら、自分が大好きだったもの、自分をつくってきたものに改めて触れてみてください。
作品や場所、ひとや思い出などなど。
きっと元気が帰ってきます。
最新のお知らせ
(1)【最新刊】『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)
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(3)連載|日経BOOKプラス
「20代で頑張り過ぎて短期離職→再入社→介護離職 『70%で働く』に至るまで」

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(4)YouTubeをひっそり再開しました

https://www.youtube.com/@sano-souta
(5)出演|TBS CROSS DIG with Bloomberg(Human Insight)
「自分の120%は他人の80%」まじめな人ほど陥る“セルフ搾取”/「『70%で働く』はサボりじゃない」

https://www.youtube.com/watch?v=Y4394uziDQI
(6)出演|PIVOT(PIVOT LIFE)
「70%で働く思考法」――「もっと頑張る」から脱する働き方

https://www.youtube.com/watch?v=IZDu_wZe9Uw
(7)インタビュー|BEST TiMES(ベストタイムズ)
「過重労働・パワハラ・介護離職…七転八倒の仕事人生で偶然出会ったフランクルの言葉とは?【『70%で働く』佐野創太氏インタビュー#1】」
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/4302241/
(8)掲載|日本人材ニュースONLINE(連載「だから社員は辞めていく」)
「社員を退職に追い込む『サイクル酔い』の構造とは」

https://jinzainews.net/26813970/
(9)フェルミ漫画大学:『70%で働く』(日経BP)が漫画になりました
登録者数140万人のマンガで本の内容をわかりやすく勉強できるチャンネルで、拙著が紹介されました。

https://www.youtube.com/watch?v=cPR949n3IuE
書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
- Instagram:@taishokugaku
- YouTube:@sano-souta
- キャリア相談:お申し込みはこちら
- 匿名で質問・相談:マシュマロ(無料・匿名で送れます)
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
(5)『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)
















