<キャリア相談>この会社にいては成長もキャリアアップもせずに、ダメになりそうです。不安を解消するには転職しかないですか?

おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。

先日の号外のインタビューを読んで感想をくださった方、
誠にありがとうございます。

「私は”不安転職”かもしれない」という声が、意外にも多かったです。
とりわけ多かったキャリア相談が
「このままだとだめになりそう、という不安は
転職や独立しか解消できないんでしょうか?」です。

https://workmill.jp/jp/webzine/taishokugaku-sano-20240126/
>「会社をやめたい」という気持ちの芽生えは、変化のチャンス(退職学®️の研究家・佐野創太さん)
※掲載媒体は働き方改革 プロジェクト「WORKMILL(ワークミル) 」
※運営会社はオフィス家具づくりを中心に、働く環境について考えてきた東証プライム上場企業の株式会社オカムラ

本日のテーマは「働く不安を解消する、
“転職以外の方法”は何があるのか?」です。

”不満転職”と”不安転職”の違いを整理しつつ、
働く不安を解消する、”転職以外の方法”をお伝えします。

キャリア相談:いまの会社に居続けたら、私はダメになるかもしれない

転職はこれまで”不満転職”がほとんどだと思われていました。

人間関係が合わない、待遇が良くない、仕事がつまらない。
そんな”不満”が募って転職に至るパターンです。

思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
中には「それ以外の転職理由なんて、すべて綺麗事だ」と
感じる方もいらっしゃいます。

とはいえ、会社も採用難や人材不足を背景に
従業員目線で社内を整えるようになっています。
全体の傾向としては、不満は小さくなっていると言えます。

そこで出てきたのが”不安転職”です。
「良い会社なんだけど、このままだと成長できないのでは」や
「この会社でしか通用しない人材になってしまうのでは」と焦ってしまう。

不安がもとになって転職を考えるパターンです。

実際に私のもとには、こんな声を届けてくださいます。

働き方もキツくないし上司もいい人だと思う。でも”ぬるいのでは”と思ってしまいます
ものすごく上から目線なのですが、「仕事ってこんなもんでいいの?」と感じています
先輩に「若いうちに苦労しないと、後から取り戻せないよ」と言われて、痛いところをつかれた気がします

いま過酷な職場にいる方にとっては
「何を贅沢を言うか」となるかもなのですが、
当事者としてはモヤモヤはかなり成長してしまいます。

増えている”不安転職”は、本当に転職や起業をしないと
解消されないのでしょうか?

不安の原因は「全力疾走したいのに、ジョギングさせられている」

”不安転職”の不安の原因は何か、と考えてみると
解消する方法は自ずと思いつくはずです。

いただいている声をもとに考えると
どうやら「本気を出していない」が
「このままで大丈夫なのだろうか?」の不安に変わっているように思います。

いただいた声をもう一度載せてみます。

働き方もキツくないし上司もいい人だと思う。でも”ぬるいのでは”と思ってしまいます
ものすごく上から目線なのですが、「仕事ってこんなもんでいいの?」と感じています
先輩に「若いうちに苦労しないと、後から取り戻せないよ」と言われて、痛いところをつかれた気がします

全力疾走したいのに、ジョギングさせられている。
できなかったことができるようになりたいのに、先月と何も変わっていない。
手を抜いてそこそこの仕事をしているのに、フィードバックも注意もない。

そんな姿が見えてきます。

”不安転職”をしようとする方は、
「どんな会社に転職したいですか?」と聞くと、
こう答えてくださいます。

もっと厳しい職場に行きたい
全力で仕事ができる環境がいい
仲間と切磋琢磨したい

目標を「自分一人ではなんともしがたい」ものにする

原因の仮説が出てきました。
要は「ぬるいから不安になる」です。

そうなると解決策はシンプルです。
高い成長意欲や仕事への熱意を使います。

「ストレッチ目標を追いかけよう」です。

例えばノルマがあるとして、
いつも105%達成できているとします。
200%達成するにはどうすればいいでしょうか?

ある会社の執行役員の方がキャリア相談にいらしたときに、
「どうやってその地位までいけたんですか?」と聞いてみました。
答えはこうでした。

目標をぎりぎり達成しようとすると、努力すればなんとかなります。
簡単にいうと、業務時間を少し増やせば良いだけです。
これでは頭を使った仕事とは言えません。

そこから200%達成を考えてみると、
「物量を増やすだけではダメだ」とわかります。
つまり、これまでと全く違うやり方を考えるか、
周りのひとや他部署を巻き込むかしかありません。

「自分一人ではなんともしがたい目標を立てる」ことを意識していたら、
意外と評価していただけると気がつきました。

もし「このままだと成長が止まる」という不安な方がいらっしゃったら、
「自分一人ではなんともしがたい目標を立てる」を導入してみるのはいかがでしょうか?

ポイントは「自分の枠を超える」です。
これまでの自分という時間の枠と、
自分ひとりができることという能力の枠です。

時間と能力の枠をはみ出してみると、
自然と成長を感じられるようになり、
不安はきれいさっぱり忘れている自分になれるのではないでしょうか?

たくさんのことを得られるはずです。
執行役員の方が教えてくださったように、
これまでとは違うやり方を考えだそうと、
頭がフル回転します。

周りの人や他部署の人に働きかけるようになるので、
違う仕事の仕方や考え方に触れられるようになります。

仕事の仕方も、接する人も変わります。
これってつまり、転職と同じようなものです。

「このままだと不安だから会社辞めたい」

この本音が教えてくれることは、
「目標を自分で変えてしまおう」かもしれません。

メッセージ

自分で書いていて「時間と能力の枠をはみ出してみる」って、
大変なんだよなと思ってしまいました。

佐野も頑張ってみます。
放っておくと本と音楽で満たされてしまう性格です。

移動距離を増やして普段会えない人に会いに行くこと。
苦手意識のあるデザインや動画を、生成AIを使って挑戦してみること。

この辺りを意識してみます。
前に進んでいるときには、不安なんて感じなくてすむはずですから。

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書き手(佐野創太)のプロフィール

佐野創太(すり合わせ学の編集長/退職学®研究家)

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家

法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。


著書一覧

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