おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
本日のテーマは「ChatGPTが進化していったら
相談やコミュニケーションの仕事が変わるってどういうこと?」です。
特に相談ビジネスへの影響について言及します。
マシュマロ(無料・匿名で悩みが書き込める相談サービス)からいただいたご質問です。
2回にわけてお返事させていただきます。
キャリアコンサルタントやコーチの仕事をしている
仕事柄、相談に乗ることが多い
AIがコミュニケーションにどんな影響を与えるか気になる
そんな方に受け取っていただき、
一緒に考えさせていただければ幸いです。
=====ここからがコラムです=====
ご質問:「ChatGPTで相談やコミュニケーションが変わる」とはどういうことですか?
いただいた質問はこちらです。
メルマガもツイートも読んでくださり
誠にありがとうございます。
佐野さん、こんにちは。
少し前のツイートで「相談とか「コミュニケーション」の仕事が、根底から変わっていきそう」と書かれていて、そうなのか・・・と興味深く拝読しました。
そこでご質問なのですが、
・どんな背景でそう感じられましたでしょうか?
・「体系化されたコンテンツでないともう成り立たない」ともあり、少しく衝撃だったのですが、ここでおっしゃっている「体系化」とは、どのぐらいの体系のイメージでしょうか? (公文式レベルの細かさで、見える化出来ている必要あり・・?)職場で相談に乗る・家庭教師役をすることが多く、1つのスキル として形にしたいと思っております。
自分が話を聞くときに相手にする質問には根拠 や目的がありますが体系とまで言えるかというと、自信がありません。佐野さんのメール・ツイートを欠かさず読んでおりますが、このツイートのことが頭を離れず、ご質問させていただきました。
さしつかえなければ ご回答いただけますと幸いです。
「職場で相談に乗る・家庭教師役をすることが多く、1つのスキル として形にしたい」と
考えていらっしゃる方に興味を持っていただけてとても光栄です。
キャリアや転職などのお悩みではなくとも、
こういった「気になる!」な内容もとても嬉しいです。
ありがとうございます。
AIに相談したいひとなんているんでしょうか?
質問者さまは佐野のこの投稿(X※旧Twitter)を見て、
興味を持ってくださったようです。
ざっくりご説明しますと、
きっかけはGPTs、つまり自分でChatGPTのような
いわば対話ボットがつくれるようになったことにあります。
佐野もつくってみました。
ChatGPTの有料ユーザーの方は使えますので、
遊んでみてくださいませ。
>モヤモヤループ脱出ボットby退職学®︎(resignology)
https://chat.openai.com/g/g-oUsqQFg9e-moyamoyaruputuo-chu-botutobytui-zhi-xue-r-resignology
対話ボットがなぜ相談やコミュニケーションの仕事を
根底から変えていくと考えたのか。
その背景を知りたい、というご質問です。
質問者さまは「職場で相談に乗る・家庭教師役をすることが多く、
1つのスキル として形にしたい」方なので、
きっとAIと人間を比べたときに
人間の方がはるかに上回っている点を熟知されていると思います。
例えばそれは共感や思いやりであったり、です。
どれだけAIが進化して、映像も音声も、形も人に近づけられたとしても
「とはいえ機械なんだよな」という感覚は残るでしょう。
私はアナログな人間でもあるので、
AIが進化するにつれて
人間らしさが際立つようになると願っています。
GPTsは「こんなこと相談していいのかな」の最初のハードルを超えていく
そう考えると、対話ボットがつくれるようになったくらいで
相談などのコミュニケーションは特に変わらないとも捉えられます。
AIはどれだけ進化しても「人間の副産物」なのでしょうか?
キャリア相談を実施していて、GPTsをつくってみた立場からすると、
「人間がAIに絶対に勝てないのでは」と思った点がひとつあります。
これが質問者さまへのお返事になります。
「AIには気を使わなくていい」。
これは強みです。
どれだけ相談に乗ってもらうひとが「聖人君主」であったとしても、
大前提として人間です。
つまり、夜は寝ます。
忙しいときもあります。
不機嫌なときもあります。
調子が悪いときもあります。
なので、コーチやカウンセラーの方は
自分にもコーチやカウンセラーをつけます。
自分を点検しています。
質問者さまのように会社で相談に乗っている方であれば、
立場や関係性があります。
それが人間です。
そんな人間を前にすると
相談するひとはいろいろと考え込みます。
「こんなことを相談していいんだろうか」
「どう話したらいいんだろうか」
「なんて思われるんだろうか」
いくつものハードルを超えて、ようやく相談にいらっしゃいます。
人間が人間に相談するということは、
何重ものハードルを超えてようやく成立します。
質問者さまも言われたことがあるかと推察します。
「うまく言えないのですが」
「まとまってないのですが」
「こんなこと話していいかわからないのですが」
相談に乗る立場からすると
「そうです、ごちゃごちゃの状態で持ってきてくださるのが一番です」と思うのですが、
相談をする側からすると「とはいえちゃんとしなきゃ」と思うのが自然です。
ところが、AI相手になると話は別です。
(もちろん、性能の良いAIという前提はありますが)
AIになら何時何分に話しかけても大丈夫です。
どれだけ話しても問題ありません。
どんな言葉で問いかけても問題になりません。
告げ口することもありません。
厳密に考えれば
AIはアウトプットの質がゆらぐこともあるし、
情報漏洩のリスクもあります。
人間でいえば調子が悪かったり
秘密を話してしまうようなものです。
でも、AIはいまのところ傷つきません。
AIの顔色を伺う必要はありません。
相談するために何の準備も必要ありません。
相談者さんがモヤモヤして、誰かに相談をしたいと思ってから
気にするであろうことをゼロに近づけてくれます。
AIにはそんな人間には持ち得ない”無遠慮でいてもいい強み”を感じたので、
以下のように投稿しました。
>「相談」とか「コミュニケーション」の仕事が、根底から変わっていく音がする
(答えになっているでしょうか?)
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書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
- Instagram:@taishokugaku
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
(5)『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)


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