おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
本日のテーマは「大手の転職エージェントに登録を断られました。
どう戦いましょう?」です。
メルマガ読者さまからいただいた転職相談にお答えします。
私が早期退職や無職、介護離職を経験しているからか、
私のように”ワケあり人材”の方から
「転職エージェントが冷たいです」という相談をよくいただきます。
味方だと思ったひとに違和感があると、
かなり辛いんですよね・・・
エージェントとの相性が良くない気がする
もっと転職エージェントをうまく活用したい
自分からいい企業を見つける手段を知りたい
そんな方に受け取っていただければ幸いです。
転職相談:大手の転職エージェントに登録を断られてしまった場合の戦い方は何があるでしょうか?
いただいている転職相談はこちらです。
「①転職エージェントと相談しながら今後の業界や職種を決めてもいいのか?」については、
昨日のメルマガをご覧ください。
(もしくはこちらのバックナンバーでご確認いただけます)
本日は「②大手の転職エージェントに登録を断られてしまった場合の戦い方」に
お返事します。
こんばんは、メルマガいつも参考にさせていただいています。
転職エージェントの内情にお詳しい佐野さんにお聞きしたい事がありメッセージしました。①転職エージェントと相談しながら今後の業界や職種を決めてもいいのか?
(ゼロストレス転職では、あらかじめ軸をしっかりと決めてエージェントに伝えると良いとのことでしたが、特にやりたいこともない場合は、エージェント目線で、私の経歴などから客観的に見てもらってもいいものでしょうか…)②大手の転職エージェントに登録を断られてしまった場合の戦い方を教えてほしいです。
いただいた文面からは「すでに大手の転職エージェントに断られたかどうか」は
わかりかねます。
推測として「断られたときにどうするか」をお伝えできればと思います。
道はシンプルに2つあります。
自分と相性の良い転職エージェントを見つけるか、
転職エージェント以外の方法を探すかです。
相談者さまの状況に合うものを選んでいただければ幸いです。
相談者さまはお手元に『ゼロストレス転職』(PHP研究所)があるようですので(本当にありがとうございます)
転職エージェントの選び方は第4章を、
転職エージェント以外の転職方法は第2章をご覧いただけますと幸いです。
良いエージェント選びは、転職エージェントの”得意”と自分の”属性”をマッチングさせるだけ
無数にあるように見える転職エージェントですが、
実は「自分にぴったりのエージェント選び」はシンプルです。
転職エージェントの”得意”と自分の”属性”をマッチングさせるだけです。
2ステップでできちゃいます。
まず、転職エージェントの”得意”は
「何を専門としているか」と問うとわかります。
20代の転職が得意なこともあれば、不得意なこともあります。
エンジニア転職が得意なこともあれば、不得意なこともあります。
大手の転職エージェントは「総合型」とアピールしているので
「どんなひとの転職支援も得意」に見えますが、
そんなことはありません。
異動して1ヶ月以内のエージェントが担当者になる場合もあります。
そこで注目するのは規模は小さいけれど「特化型」をアピールしている会社です。
大手の転職エージェントに断られた場合は、こちらを探すことがおすすめです。
よく「大手の転職エージェントに断られました。私は転職できるキャリアじゃないってことでしょうか?」と
気落ちされる方がいらっしゃるのですが、
実は「エージェントの得意とあなたの属性があってなかっただけ」ということもあります。
では、自分の”属性”とは何でしょうか?
これは「年齢×職種×業界×属性(性別など)×地域×年収」です。
相談者さまは何歳で、職種は何でしょうか?
どこの地域の会社に転職したいでしょうか?
そんな風に自分の属性を出していき、
「出てきた属性 転職エージェント」で検索する。
これだけで転職エージェントの”得意”と自分の”属性”をマッチングさせて、
相性の良いエージェントに出会える確率がぐっと上がります。
このマッチしている属性の数が多いほど、
例えば「女性 転職エージェント」だけでなく
「女性 営業職 転職エージェント」でマッチする方が
相性が良くなります。
ちなみに、検索するとだいたい大手の転職エージェントが表示の上位にきます。
なので検索結果の下〜〜〜〜〜〜〜〜の方まで見に行ってくださいませ。
転職エージェントは、”最後の手段”です
転職エージェントは、都市部だと「転職の最初の手段」として
認知され始めています。
でも、それは都市部に限ったこと。
転職する手段はたくさんあります。
例えば「知人からの紹介」はいかがでしょうか?
「最後の手段」として捉えられているかもしれませんが、
実は「「人的つながり」はその他の仕事探しの方法よりも、はるかに多くの収入をもたらします」という調査もあります。
『ゼロストレス転職』(PHP研究所)から引用します。
私たちは「一番いい転職方法は転職エージェントか転職サイトだ」と思い込まされていたとわかる説があります。
「弱い紐帯の強み(The strength of weak ties)」という説をご存知でしょうか?
転職などの場面で新しい展開をつくってくれる要因は、家族や友人関係といった「強 いつながりよりも、ちょっとした知り合い程度の「弱いつながり」であるとする説です。 この説を唱えて現代の社会学に大きな影響を与えたマーク・グラノヴェッター氏は、著書の中でこう記しています。人的つながりを用いる人々は、現職に非常に満足する傾向が最も高く、逆に満足感 を表明しない可能性が最も低かった。そして〝直接応募〟、フォーマルな方法の順で 満足度が低くなった。
「人的つながり」が仕事を見つけるうえで、直接応募とフォーマルな方法よりも「満足度を上げる」としています。これは重要な指摘です。
さらには仕事を見つける方法は収入と強い関係があることも説明しています。「人的つながり」はその他の仕事探しの方法よりも、はるかに多くの収入をもたらします。 人的つながりを用いる人々のほぼ半数(45・5%)が1万5000ドル以上の収入 を得ており、フォーマルな方法を用いる人々で同様な収入を得る割合は3分の1以下 である。直接応募の場合には5分の1である。 人的つながりは「最終手段」と思われていますが、実は「最初の手段」であり、も っともいい転職方法として使っていいのです。
(出典:『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)P54)
「大手の転職エージェントに断られた、詰んだ」ではないので
安心してくださいませ。
求人サイトもあるし、副業から転職もあるし、
企業の採用HPから直接応募も、
SNSで直談判も「誰か私を面接して〜」と公開自己PRだってあります。
転職エージェントは確かに強力な転職のプロです。
職務経歴書などを一緒につくってくれるし、
求人も見つけてくれるし、
面接のアドバイスもしてくれる。
「年収交渉します」とまでアピールする会社もあります。
しかもすべて無料です。
使わない手はありません。
でも、転職エージェントは相談者さまのキャリアのプロではありません。
キャリアの意味は「ひとそれぞれの人生」くらいになるので、
相談者さま以外に相談者さまのキャリアのプロはいません。
「意外と転職する手段ってあるんだな〜」と
安心していただければ幸いです。
応援しています。
メッセージ
マシュマロにご自身の経歴をたくさん書いて
「私の強みは何ですか?」や
「何が向いてますか?」といったご相談が増えています。
それだけ「私個別の具体的なアドバイスがほしい」という
真剣さの表れなのだとお見受けします。
可能な限りマシュマロでお返事したいと思うのですが、
その真剣さにテキスト情報だけをインプットしてお応えできるほど
転職やキャリアの悩みは簡単ではありません。
(個人情報に近いものも含まれているので、お返事できないことも多いです・・・)
お手数ですが個別のキャリア相談か
佐野の本をご検討いただけますと幸いです。
もともとこのメルマガは、本の読者さまへのお手紙として始まっていまして。
この辺りのマシュマロの使い方も早くまとめます・・・少々お待ちくださいませ。
そして、早く佐野の分身AIをつくりたいですね。
そしたら好きなときに好きなだけ相談できるわけですから。
こちらの開発も進めていきます。
最新のお知らせ
(1)【最新刊】『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)
(2)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)好評発売中
(3)連載|日経BOOKプラス
「20代で頑張り過ぎて短期離職→再入社→介護離職 『70%で働く』に至るまで」

https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/072200743/072200001/
(4)YouTubeをひっそり再開しました

https://www.youtube.com/@sano-souta
(5)出演|TBS CROSS DIG with Bloomberg(Human Insight)
「自分の120%は他人の80%」まじめな人ほど陥る“セルフ搾取”/「『70%で働く』はサボりじゃない」

https://www.youtube.com/watch?v=Y4394uziDQI
(6)出演|PIVOT(PIVOT LIFE)
「70%で働く思考法」――「もっと頑張る」から脱する働き方

https://www.youtube.com/watch?v=IZDu_wZe9Uw
(7)インタビュー|BEST TiMES(ベストタイムズ)
「過重労働・パワハラ・介護離職…七転八倒の仕事人生で偶然出会ったフランクルの言葉とは?【『70%で働く』佐野創太氏インタビュー#1】」
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/4302241/
(8)掲載|日本人材ニュースONLINE(連載「だから社員は辞めていく」)
「社員を退職に追い込む『サイクル酔い』の構造とは」

https://jinzainews.net/26813970/
(9)フェルミ漫画大学:『70%で働く』(日経BP)が漫画になりました
登録者数140万人のマンガで本の内容をわかりやすく勉強できるチャンネルで、拙著が紹介されました。

https://www.youtube.com/watch?v=cPR949n3IuE
書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
- Instagram:@taishokugaku
- YouTube:@sano-souta
- キャリア相談:お申し込みはこちら
- 匿名で質問・相談:マシュマロ(無料・匿名で送れます)
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
(5)『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)



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