おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
本日のテーマは「変化が早すぎる時代に
不安とどう付き合っていったらいいか」です。
今年45歳になるWebエンジニアのメルマガ読者さまから
いただいたキャリア相談にお返事します。
きっかけは「ChatGPTをはじめとした生成AIの変化についていけない」とのことです。
仰るように、あまりにも急激な変化ですよね。
楽しそうについていっているひとを見ると、
「こっちは波で溺れそうなのに」と、私も不安になります。
ChatGPTが仕事を奪うと聞いたことがある
生成AIの情報を追ってはいるが、疲れてきた
本当は楽しく最新技術を学びたいのだけど・・・
そんな方に受け取っていただければ幸いです。
キャリア相談:生成AIが出てきてから自信を失いました
いただいたメールはこちらです。
「追いつこうとするばかりでは息切れする」という感覚、
私も持っています。
佐野さん
情けない相談になるかもしれませんがご容赦ください。
私は今年で45歳になるWebエンジニアです。
仕事柄、生成AIについてもよく調べているのですが調べれば調べるほど「もう無理だな」と自信がなくなってきます。
私が数年かけて身につけたスキルを生成AIは一瞬で追い抜いていってしまいます。正直、ChatGPTが出てくるのは私が引退してからにしてしてほしかったな、なんて考えてしまいます。アルトマン氏と同じ時代に生まれちゃったな、なんて思います。
もちろん、おもしろさも感じているので引き続き生成AIはキャッチアップします。でも、追いつこうとするばかりでは息切れするだろうなとも感じています。
こんなときどうすればいいでしょうか?佐野さんは何か対策をされていますか?
ご意見いただければ嬉しいです。P.S.ゼロストレス転職を読んで転職できました。ありがとうございました。
相談者さまはきっと、生成AIについてかなり精通されているからこその
「もう無理だな」なのではと推察します。
佐野は生成AIについていまは「最高だ!」と
テンションが上がっています。
しかしこれはお恥ずかしながら、
初学者あるあるです。
あまり詳しくないとメリットばかりが目について
「私、すごいできるんじゃないか」と
妙な自己肯定感に包まれます。
相談者さまは反対に生成AIに悲観的になりつつも、
「おもしろさも感じている」という
バランスの良い付き合い方をされています。
精通されている方ならではの、バランス感覚です。
そんな方でも「追いつこうとするばかりでは息切れする」感覚を与えるということは、
生成AIの変化はものすごいものということです。
確かに「未来に追いつこうとするな、未来を作り出せ」という
力強い考え方もあります。一理あります。
でも、攻めもあれば守りもあります。
本日は「生成AIで激変する今、自信を失わない働き方」を考えます。
未来が予想つかない時代には、「過去」に避難していい
変化が1日単位で起きる生成AI時代です。
この波を楽しく泳いでいるひとには、
ある共通点があります。
それは「揺るぎないルーツを持っている」です。
自分のルーツや過去を知っているから、
いわば太い根っこ(ルーツ)を張っているから
いろいろな花や葉っぱ(新しい技術など)を追いかけても
「私は私だからね、何も変わらんよ」とひょうひょうとしていられます。
未来にワクワクするには、
過去を掘り下げて根を張る。
いってしまえば、過去に避難していいんです。
そんな守りの考え方を持つことで、
生成AI時代のキャリアを楽しく積み上げられます。
新しいものを知ることは、本来楽しいことですから。
とはいえ、ルーツなんていうとすごそうなイメージがあります。
謙虚な方ほど、相談者さまのように俯瞰して物事を捉える方ほど
「私にはそんなルーツなんていうほど仰々しいものはないですよ」と考えます。
でも、実は誰にでもあります。
キーワードは「名前分析」です。
揺るがない自分に気づく「名前分析」とは
突然ですが、相談者さまのお名前は
なんという漢字で作られているでしょうか?
名前の由来は親から聞いたことがあるかもしれません。
でも、「名前の漢字の由来」まで調べた人は少ないかもしれません。
例えば私の名前には「創」があります。
創造や創立という言葉に使われるように
何かを「創る」という意味の感じです。
この「創」に「キズ」という意味があるのをご存知でしょうか?
「絆創膏」に「創」があるように、いまでも普通に使われています。
『詩のすすめ 詩と言葉の通路』という本で知りました。
こう書かれています。
創造らしい創造をする精神は、そのいとなみに先立って、何等かのきずを追っているのではないか。きずを自らの手で癒そうとすることが創造につながるのではないか。
(『詩のすすめ 詩と言葉の通路』思潮社、P47)
自画自賛で恐縮ですが
「きずを自らの手で癒そうとすることが創造につながる」というこの一文で、
私は自分の名前に漢字レベルで自信を持てました。
なんて素晴らしい字をつけてくれたんだと
両親に感謝の気持ちまで芽生えました。
佐野の話が長くなりました。
こんな感じで、自分の名前の漢字のルーツを調べてみるのはいかがでしょうか?
それこそ、ChatGPTやBardに聞いてみると
考えたこともなかったルーツと出会えるかもしれません。
それをきっかけにご両親と名前について話してみる。
すると、さらに相談者さまのルーツの理解が深まります。
名前はこれまで一番使ってきて、
これからも一番使い続ける漢字です。
相談者さまに根ざしているもののひとつです。
変化が激しい、いわば台風が荒れ狂っている中では
自分に根ざしているものに目を向ける。
こんな感じで過去に避難して、
落ち着いたらまた未来に出かけるのはいかがでしょうか?
メッセージ
本日の相談者さまのように、
「漠然とした不安や悩み」と
「それが起き始めた時期や出来事」をセットにしてくださると、
何かしらお返事できるかもしれません。
未来が不安なら過去を見る。
過去が不満なら未来を見る。
対義語で考えると、すっきりすることが多いです。
お試しくださいませ。
このコラムに返信してくださる方や、
感想を届けてくださる方が増えています。
匿名で質問したい場合は、下記をご活用ください。
https://marshmallow-qa.com/atsuhiko_kamiya
お悩みを聞かせていただきましたら、
このコラム上でお答えさせていただきます。
(緊急性や重要性が高いとお考えのものや法人のビジネス相談はキャリア相談をご検討ください)
ぜひ声を聞かせてくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。
退職学・佐野
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書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
- Instagram:@taishokugaku
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
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