<キャリア相談>生成AIの変化が早すぎて自信を失いました<お返事>過去に避難しましょうか?〜キャリアの休憩室Vol.85〜

おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。

本日のテーマは「変化が早すぎる時代に
不安とどう付き合っていったらいいか」です。
今年45歳になるWebエンジニアのメルマガ読者さまから
いただいたキャリア相談にお返事します。

きっかけは「ChatGPTをはじめとした生成AIの変化についていけない」とのことです。

仰るように、あまりにも急激な変化ですよね。
楽しそうについていっているひとを見ると、
「こっちは波で溺れそうなのに」と、私も不安になります。

ChatGPTが仕事を奪うと聞いたことがある
生成AIの情報を追ってはいるが、疲れてきた
本当は楽しく最新技術を学びたいのだけど・・・

そんな方に受け取っていただければ幸いです。

キャリア相談:生成AIが出てきてから自信を失いました

いただいたメールはこちらです。
「追いつこうとするばかりでは息切れする」という感覚、
私も持っています。

佐野さん

情けない相談になるかもしれませんがご容赦ください。
私は今年で45歳になるWebエンジニアです。
仕事柄、生成AIについてもよく調べているのですが調べれば調べるほど「もう無理だな」と自信がなくなってきます。
私が数年かけて身につけたスキルを生成AIは一瞬で追い抜いていってしまいます。

正直、ChatGPTが出てくるのは私が引退してからにしてしてほしかったな、なんて考えてしまいます。アルトマン氏と同じ時代に生まれちゃったな、なんて思います。

もちろん、おもしろさも感じているので引き続き生成AIはキャッチアップします。でも、追いつこうとするばかりでは息切れするだろうなとも感じています。

こんなときどうすればいいでしょうか?佐野さんは何か対策をされていますか?
ご意見いただければ嬉しいです。

P.S.ゼロストレス転職を読んで転職できました。ありがとうございました。

相談者さまはきっと、生成AIについてかなり精通されているからこその
「もう無理だな」なのではと推察します。

佐野は生成AIについていまは「最高だ!」と
テンションが上がっています。

しかしこれはお恥ずかしながら、
初学者あるあるです。
あまり詳しくないとメリットばかりが目について
「私、すごいできるんじゃないか」と
妙な自己肯定感に包まれます。

相談者さまは反対に生成AIに悲観的になりつつも、
「おもしろさも感じている」という
バランスの良い付き合い方をされています。
精通されている方ならではの、バランス感覚です。

そんな方でも「追いつこうとするばかりでは息切れする」感覚を与えるということは、
生成AIの変化はものすごいものということです。

確かに「未来に追いつこうとするな、未来を作り出せ」という
力強い考え方もあります。一理あります。

でも、攻めもあれば守りもあります。
本日は「生成AIで激変する今、自信を失わない働き方」を考えます。

未来が予想つかない時代には、「過去」に避難していい

変化が1日単位で起きる生成AI時代です。
この波を楽しく泳いでいるひとには、
ある共通点があります。

それは「揺るぎないルーツを持っている」です。

自分のルーツや過去を知っているから、
いわば太い根っこ(ルーツ)を張っているから
いろいろな花や葉っぱ(新しい技術など)を追いかけても
「私は私だからね、何も変わらんよ」とひょうひょうとしていられます。

未来にワクワクするには、
過去を掘り下げて根を張る。
いってしまえば、過去に避難していいんです。

そんな守りの考え方を持つことで、
生成AI時代のキャリアを楽しく積み上げられます。
新しいものを知ることは、本来楽しいことですから。

とはいえ、ルーツなんていうとすごそうなイメージがあります。
謙虚な方ほど、相談者さまのように俯瞰して物事を捉える方ほど
「私にはそんなルーツなんていうほど仰々しいものはないですよ」と考えます。

でも、実は誰にでもあります。

キーワードは「名前分析」です。

揺るがない自分に気づく「名前分析」とは

突然ですが、相談者さまのお名前は
なんという漢字で作られているでしょうか?

名前の由来は親から聞いたことがあるかもしれません。
でも、「名前の漢字の由来」まで調べた人は少ないかもしれません。

例えば私の名前には「創」があります。
創造や創立という言葉に使われるように
何かを「創る」という意味の感じです。

この「創」に「キズ」という意味があるのをご存知でしょうか?
「絆創膏」に「創」があるように、いまでも普通に使われています。

『詩のすすめ 詩と言葉の通路』という本で知りました。
こう書かれています。

創造らしい創造をする精神は、そのいとなみに先立って、何等かのきずを追っているのではないか。きずを自らの手で癒そうとすることが創造につながるのではないか。
『詩のすすめ 詩と言葉の通路』思潮社、P47)

自画自賛で恐縮ですが
「きずを自らの手で癒そうとすることが創造につながる」というこの一文で、
私は自分の名前に漢字レベルで自信を持てました。
なんて素晴らしい字をつけてくれたんだと
両親に感謝の気持ちまで芽生えました。

佐野の話が長くなりました。

こんな感じで、自分の名前の漢字のルーツを調べてみるのはいかがでしょうか?
それこそ、ChatGPTやBardに聞いてみると
考えたこともなかったルーツと出会えるかもしれません。

それをきっかけにご両親と名前について話してみる。
すると、さらに相談者さまのルーツの理解が深まります。

名前はこれまで一番使ってきて、
これからも一番使い続ける漢字です。
相談者さまに根ざしているもののひとつです。

変化が激しい、いわば台風が荒れ狂っている中では
自分に根ざしているものに目を向ける。

こんな感じで過去に避難して、
落ち着いたらまた未来に出かけるのはいかがでしょうか?

メッセージ

本日の相談者さまのように、
「漠然とした不安や悩み」と
「それが起き始めた時期や出来事」をセットにしてくださると、
何かしらお返事できるかもしれません。

未来が不安なら過去を見る。
過去が不満なら未来を見る。

対義語で考えると、すっきりすることが多いです。

お試しくださいませ。

このコラムに返信してくださる方や、
感想を届けてくださる方が増えています。
匿名で質問したい場合は、下記をご活用ください。
https://marshmallow-qa.com/atsuhiko_kamiya

お悩みを聞かせていただきましたら、
このコラム上でお答えさせていただきます。

(もちろん、個人が特定される情報は伏せます)
(数が増えているのでランダムになります)
(緊急性や重要性が高いとお考えのものや法人のビジネス相談はキャリア相談をご検討ください)

ぜひ声を聞かせてくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。

退職学・佐野

P.S.トップ画像のミスミソウ(Hepatica nobilis)の花言葉は「自信」です

English Ver(translated using a generative AI):Career Consultation: Lost Confidence Due to the Rapid Changes in Generative AI Reply: Shall We Seek Refuge in the Past? — The Break Room for Your Career

Good morning,

This is Sota Sano from Taishokugaku®️(resignology). You can find me on Twitter @taishokugaku.

Today, I would like to discuss the topic, “How to Cope with Anxiety in an Era of Rapid Change”. This is in response to a career consultation request from a 45-year-old web engineer who is a subscriber to our newsletter.

The concern raised was about feeling unable to keep up with the rapid developments in generative AI, including ChatGPT.

Indeed, the pace of change is quite astounding. Seeing others keeping up seemingly effortlessly can sometimes make us feel like we’re drowning in a wave of advancements, causing anxiety.

It’s understandable to hear concerns like:

  • “I’ve heard that ChatGPT might take away jobs.”
  • “I’m keeping up with generative AI updates, but it’s becoming exhausting.”
  • “I really wish to enjoy learning about the latest technologies…”

This message is intended for those who might resonate with these sentiments.

Career Consultation: Losing Confidence Since the Advent of Generative AI

Here’s the email I received:

“Mr. Sano,

I hope you don’t mind this somewhat embarrassing consultation. I’m a 45-year-old web engineer. The more I research generative AI for work, the more I feel ‘this is just too much’ and start losing confidence. The skills I’ve developed over years seem to be quickly surpassed by generative AI.

Honestly, I wish ChatGPT had come after my retirement. It feels like I’m living in the same era as Mr. Altman.

Of course, I find it interesting and will continue to catch up with generative AI. But trying to keep up feels like I’m running out of breath.

What should I do in such a situation? Do you have any strategies, Mr. Sano? I would be delighted to hear your opinion.

P.S. I managed to change my job without any stress, thanks to your book ‘Zero Stress Job Change’. Thank you.”

From your message, I can infer that you are quite knowledgeable about generative AI, which might be why you feel ‘this is just too much’.

Currently, my excitement about generative AI is quite high.

However, this, embarrassingly, is typical of beginners. When you know little, you tend to see only the benefits and think, ‘Maybe I’m really good at this’, leading to an odd sense of self-affirmation.

On the contrary, you seem to have a balanced approach, being somewhat pessimistic about generative AI but also finding it interesting. This is a nuanced perspective that comes with deep understanding.

Even someone like you feels the ‘running out of breath’ sensation, showing how immense the changes brought by generative AI are.

There’s a strong notion of ‘Don’t try to catch up with the future; create it.’ This has some merit.

But there’s a time for offense and a time for defense. Today, let’s think about how to work confidently in a world radically transformed by generative AI.

In an Unpredictable Future, It’s Okay to Seek Refuge in the Past

We live in an era where AI changes daily. Those who swim through these waves joyfully have one thing in common: ‘Unshakeable roots.’

Knowing their roots and past allows them to chase various ‘flowers and leaves’ (new technologies) without losing their sense of self.

To be excited about the future, you need to dig into the past and establish roots. In a way, it’s okay to take refuge in the past.

With such a defensive mindset, you can enjoy building your career in the era of generative AI. Learning new things should ideally be fun.

However, ‘roots’ might sound grandiose. The more humble, and those like you who take a broader view, often think, ‘I don’t have such grand roots.’

But everyone has roots.

Discovering the Unshakeable Self Through ‘Name Analysis’

Have you ever researched the kanji in your name and its origins? You might know its meaning from your parents, but few delve into the origins of the kanji themselves.

For instance, my name contains ‘創’, used in words like creation. It also means ‘wound’, as in ‘band-aid’.

I learned from the book “Poetry’s Appeal – The Pathway of Poetry and Words” that the spirit of creation might stem from healing some wound. This understanding made me confident about my name and grateful to my parents for such a wonderful character.

Maybe you could explore the roots of the kanji in your name? Perhaps asking ChatGPT or Bard might lead to unexpected discoveries.

Talking to your parents about your name could deepen your understanding of your roots.

Your name, the kanji you’ve used the most and will continue to use, is rooted in you.

In these turbulent times, it might be helpful to focus on what is rooted in you.

Why not take refuge in the past and, once settled, venture out to the future again?

Message

Like today’s consultant, if you can pair ‘vague anxieties and troubles’ with ‘the time or event when they started’, it might be possible to offer some response.

If the future makes you anxious, look to the past. If the past is unsatisfying, look to the future.

Thinking in terms of opposites often brings clarity.

Please give it a try.

P.S. The flower language of Hepatica nobilis, featured in the top image, symbolizes “Confidence”.

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【キャリア相談】
●キャリア相談、生成AI関連のビジネス相談の詳細、口コミは下記をご覧くださいませ
https://shinro-soudan.com/detail/1ZOZ0kzuyPN121

【最新情報】
●最新のメディア出演、寄稿情報はこちらです

●2000部重版が決まりました:『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
読んでくださった方、誠にありがとうございます。
こちらにお礼のメッセージを記載しております。
https://taishokugaku.com/2023/11/07/reprint-zero-stress-tenshoku/

●日本初のAIキャリアbotをつくりました(2023年11月10日9時30分現在)
URLはこちらですが、うまく作動しているでしょうか?
https://chat.openai.com/g/g-oUsqQFg9e-moyamoyaruputuo-chu-botutobytui-zhi-xue-r-resignology
現在はChatGPTの有料アカウントのユーザーが使えるようです)
「使えた」「使えなかった」などありましたら、
マシュマロ(無料、匿名でメッセージが送れる)からお聞かせくださいませ
ユーザーの方へのメッセージ、使い方の注意点やポイントをこちらに記載しています

【最新イベント:準備中】
●2024年3月28日(木)20時〜21時30分:第3回読んでなくていい読書会
※ゲスト:あいこさん、くりたかさん
※これまでの回は、すべて増席・キャンセル待ち席分も含めて満席になっています
※※メルマガ「キャリアの休憩室」に登録して、優先情報をお待ちいただければ幸いです

【発売中】
●オーディオブックがはじまりました:『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
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200名以上の予約をいただいているようです。ありがとうございます!

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