おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
本日のテーマは「レベルとモラルの低い会社に
転職しました。何をしたらいいでしょうか?」です。
マシュマロ(無料・匿名で悩みが書き込める相談サービス)からいただいたキャリア相談です。
パワハラや過酷な労働環境など
ブラック企業ではないが
「長くいる会社じゃないな」と思ったとき、
具体的に何をすればいいでしょうか?
この人たちといるとレベルが下がると感じてしまう
会社の人たちと「根本的に合わない」と思ってしまう
次の転職を見据えて今何をすべきか知りたい
一度でもそう感じたことがある方に届けば幸いです。
(後編は12月6日AM6時からご覧になれます)
お悩み:職場のレベルの低さとモラルの欠如に悩んでいます
いただいたお悩みはこちらです。
職場のひとの「レベルの低さ」「モラルの欠如」にお悩みのようです。
佐野様
「ゼロストレス転職」やメルマガ拝読しております。
気付きが多く、実際の転職活動にも活用させていただきました。
ありがとうございます。2カ月程前に新しい職場へ転職したのですが、前職よりも同僚や上司のレベルが低く感じてしまい、ここに居てもいいのだろうかという不安と、コミュニケーションの際のストレスを感じております。
仕事のレベルや進め方だけでなく、モラルが欠如していたり、発言の内容が稚拙・野蛮な方が多いと感じ、今の部署では最年少(20代後半)ながら、時に諦念を覚えております。
(業務外ですが、歓迎会でお店の外国人の店員さんに親指を下に向けるサインを出したり、暴言を吐いていた上司を見た時が特にうんざりしました…。)もちろん、前職と比べるという行為にはあまり好ましくない要素もはらんでいることは重々承知なのですが、どうしても気にしてしまう日々を過ごしております。
ことあるごとに、「前の会社なら1年目の新人でもこれくらいはちゃんと出来るのにな…」等という言葉が頭に浮かびます。
(前職は特段有名な企業だとか、研修が厳しいなどということはありません)。職場環境としては、先の上司がやや厄介なだけで、ハラスメントや長時間労働があるわけではないのですが、転職して早々に、あまり長居する場所ではないのではと感じています。
辞める時を想定し、資格の勉強をしてみたり、読書を以前より積極的に行うくらいの動きは少しずつ進めている状況です。
他には、社外の人脈つくりもしようとしているのですが、中々よい方法やツールが見つからない次第です。このような状況に対して何か助言いただけたら嬉しく思います。
まとまりのない文章で申し訳ありませんが、何卒、よろしくお願いいたします。

まず拙著『ゼロストレス転職』(PHP研究所)を読んでくださり
誠にありがとうございます。
実際の転職活動に活かしてくださったこと、
大変光栄に思います。
一方で入社直後に悩みが発生していること、
私の力不足です。
今後の活動に活かしてまいります。
そして、これはかなり辛い状況だとお見受けします・・・
出社するたびに「何だかな・・・」となるわけですから。
冒頭でまとめてくださっているように、
お悩みは重なる部分もあるかと思いますが、
以下の二つのようです。
整理してくださり誠にありがとうございます。
●コミュニケーションの際のストレス(原因は上司のモラルの欠如)
●ここに居てもいいのだろうかという不安(原因は社員のレベルの低さ)
本日と明日の2つに分けてお返事させていただきます。
本日は詳しく説明いただいた、
つまり悩みが深いのかなと推察した、
「コミュニケーションの際のストレス(原因は上司のモラルの欠如)」について
お返事いたします。
モラルの欠如した職場は、いますぐ離れてください
モラルが欠如した環境にいる。
これは大きな問題です。
あまり相談の文面だけで申し上げることではないですし、
「環境を変えよう」は軽くお伝えすることではありません。
それでも、異動なり転職なり
すぐに検討すべき事態と思います。
理由はシンプルです。
会社であれば役職者(上司や経営陣)の姿勢に
ある程度は合わせることになります。
特に相談者さまは「今の部署では最年少(20代後半)」ですので、
その傾向は強まります。
良い姿勢に合わせることは成長につながりますが、
悪い姿勢に合わせることは停滞を超えて退化です。
既に次のキャリアを見据えて行動を移されているほどの相談者さまですから、
悪い影響は最低限に抑えられてはいるはずです。
それでも、その影響は無視できません。
自分に嘘をついて悪い環境に合わせると、
自分の本音がわからなくなる。
これが一番のダメージです。
次に進む道を、決められなくなってしまうのです。
以前、そういったモラルの低い職場にいた経験のある相談者さまは、
次のように教えてくださいました。
妻の一言にはっとさせられました。
「あなた、そんな人間だったっけ?」と
真顔で言われたんですよ。気がつかないうちに「舌打ちをする癖」ができていて、
それは前の職場の役員の癖だったんです。
そんなつもりはなかったですが、うつっていたようです。
ひとは環境に染まります。
このことはどれだけ強調しても足りません。
世界を代表するコンサルティングファームである、
マッキンゼーの文化を醸成した人物がいます。
マービン・バウワー氏です。
晩年にインタビューしてつくられた
『マッキンゼーをつくった男マービン・バウワー』(ダイヤモンド社)の中で、
こう語っています。
第一は、部下が自信をつけ自分に誇りを持てるようにすること。第二は、部下に倫理規範を示しモラルの向上を図ること。第三は、部下が使命を自覚し人間として成長できるよう後押しすることである。
当たり前のことですが、
モラルは組織をつくるにおいても大切です。
「モラルの欠如」を時間軸で切ってみる
それでは、直近をどうすればいいのか。
まずは「モラルの欠如」を短期(一時的)と長期(風土的)にわけます。
例えばいまの上司が「昇進したばかりでマネジメントのスタイルが確立されておらず、
気が大きくなっている」でことがあります。
「立場が変わって社員と溝ができて、寂しくてわざと悪ぶっている」なんてこともあります。
上司といえども人間です。
相談の文章を拝見する限りで恐縮ですが、
成熟されている印象の相談者さまからは
上司は幼く見える可能性があります。
この場合は、人事部やその上司の上司に相談することや、
異動の申請が手段です。
ひとりの上司だけ短期(一時的)、つまり例外的な場合は有効です。
ただ、転職されたばかりということもあり、
可能性としては次の状況が濃厚でしょうか?
長期(風土的)のケースです。
これはひとりの上司ではなく、
組織全体としてそうなってしまっている場合です。
これは一刻も早く転職する必要が出てきます。
もしご興味あれば「モラルが欠如していない組織の特徴」は、
いくつかあるのでご質問いただけますと幸いです。
幸いなことに、相談者さまの前職は正常な会社のようですので、
その会社の特徴を分析することでも見えてくるはずです。
いずれにせよ、いまの「ちょっとモラルが低いんじゃないか」という感覚を
持ち続けることをおすすめします。
繰り返しですが、ひとは染まってしまいます。
「自分がおかしいのかな?」とは思わず、
いまの感覚を信じてください。
明日以降、モラルの欠如も関係して生じる不安である、
「ここに居てもいいのだろうか」についてお返事します。
メッセージ
職場は母国です。
自分が意識できないところで
仕事の仕方や姿勢をつくります。
相談者さまがいまの感覚を持ち続けることを、
応援しております。
(ピントがずれていたらマシュマロから教えてくださいませ・・・!)
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書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
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- Instagram:@taishokugaku
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
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