おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
本日のテーマは誰もが一度は悩んだことのある、
「上司との人間関係」です。
嫌な上司なら「やったれ」とシンプルなのですが、
「部下の中で一番私の事を信頼してくれてる」し、
「戦友のような感覚もある」上司です。
マシュマロにいただいたメッセージに
お返事させていただきます。
=====ここからがコラムです=====
お悩みを公開します:戦友のような上司に物申すべきでしょうか?
まず素直に申し上げます。
「投稿者さまはすごい人だ」と思いました。
「業務後に一緒にゲームするほどの仲の良さ」、
「部下の中で一番私の事を信頼してくれてる」、
「上司と部下でありながら戦友のような感覚」なんて、
なかなかできることではありません。
仕事の関係、冷たい言い方をすれば利害関係からはじまった人間関係が
一対一の関係にまで昇華されています。
モヤモヤしていると見逃してしまいますが、
投稿者さまは「そこまでの人間関係を築けた自分」に
誇りを感じていただければと思います。
やや長いですが、いただいたお悩み相談はこちらです。
こんにちは。
いつも楽しくメルマガを拝読しています。
現在、IT系の会社でプロジェクトの責任者などをしています。 これ以上、今の会社でのキャリアアップは臨めないと感じて転職を考えており、「会社辞めたい」ループから抜け出そうを購入して、退職成仏ノートや人間関係仕分けノートを作成している所です。現在、上司にたいして、もう少し部下の意見を聞く姿勢を持って欲しいや、上司の顔色を伺わずに互いに素直にコミュニケーションがとれたらいいのになと感じています。 ある程度顔色伺うのは必要なのはわかっているのですが、なんだか過剰にも感じていて、表面的なやり取りというか、周りに気を使わせている上司の空気感が嫌です。
上司とは8年ぐらいの付き合いで、業務後に一緒にゲームするほどの仲の良さもあり、互いに信頼できてると感じていました。 が、不器用というか言葉足らずな面や、放任主義的な所もあって適切なフィードバックはあまりなく、納得感のある意見交換などはできないなと昔から感じています。
それもあって、私含めて周りの人が察して動いてる面もあります…。 人としては好きだし、今後も良い関係でいたいし、周りのメンバーが仕事しやすくなるためにも、今思ってる事を上司に伝えたいと考えていますが、プライド高くて頑固なので伝えても改善されないのではないかなとも感じてます。
なんとも思ってない人だったら何も言わずに去りますが、部下の中で一番私の事を信頼してくれてるし、私がピンチの時にヘルプ出す前に助けてくれた事も何度もあり、上司と部下でありながら戦友のような感覚もあります。 言っても変わらなさそうな相手であっても伝えるべきでしょうか。また、この上司へ退職の意思を伝えるのはどのぐらいで伝えるべきかも悩んでます。 転職先が決まってからいきなり伝えると、フェアじゃない感じがするのと、私だったらショックを受けるので、早目に伝えた方が周りも受け入れて準備ができるかなとも思います。
アドバイスいただけますとありがたいです。
人間関係のモヤモヤは、「これからどうしたいか」がすっきりさせてくれる
投稿はひとつですが、実は3つの論点が含まれています。
まとめます
1.転職すべきか否か(この会社でキャリアアップできないと判断できるか否か)
2.上司に「変わってほしい点がある」と伝えるべきか否か
3.退職の意思はいつ伝えるべきか
今日は2についてお返事します。
もし投稿者さまが「2じゃなくて実は3について一番アドバイスがほしい!」などあれば、
またマシュマロかメールにお返事くださいませ・・・!
繰り返しですが、投稿者さまが上司と築くことができた人間関係は
本当に素晴らしいです。
きっと退職して、一時的には縁が切れても
また何かの形で関係が復活するほどの強い絆で
結ばれているのではとお見受けします。
一方で、ひとつ気になる点がございます。
拙著『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!』(サンマーク出版)を
ご覧になっていただいているとのことでしたので、
既にお気づきかもしれません。
今回のご相談には、投稿者さまと上司の過去と現在の関係が
詳しく書かれていました。
「8年ぐらいの付き合い」だったり、「戦友のような感覚」です。
一方で上司との「未来」の関係については、
過去と現在ほどさほどはっきりとした言葉で書かれていないようにお見受けします。
強いて挙げれば「人としては好きだし、今後も良い関係でいたい」あたりでしょうか。
相談の文章から、投稿者さまは言語性が高い方のはずです。
そんな方にも関わらず「上司とこれからどうなりたいのか?」についての言及は、
かなり少なめです。
ここから考えるのはいかがでしょうか?
つまり、過去と現在はいったん置いといて
「これからどうなりたいか?」という未来を考えてから、
投稿者さまが上司に「変わってほしいかどうか」を伝えるかどうかを
決めるということです。
人間関係でモヤモヤしたときには、
「この人とこれからも一緒にいたいだろうか」
「これからどんな関係でいたいだろうか」と考える。
そうすると、自ずとモヤモヤはすっきりしていきます。
これまでの恩や義理は、捨てていい
投稿者さまにお尋ねします。
投稿者さまは、退職後も上司と縁を続けたいでしょうか?
戦友のような関係を、ゲームをともに楽しむ関係を続けたいでしょうか?
続けたいとしたら、どんな関係を続けたいでしょうか?
もっとはっきりとお聞きすることもできます。
その上司のことは、好きですか?嫌いですか?
これらの問いへの投稿者さまの返事が、
「言っても変わらなさそうな相手であっても伝えるべきでしょうか。」というお悩みへの、
回答となります。
「佐野はこう思います」と答えを差し上げることができず、
「はっきり言ってくれよ」と感じさせてしまったかもしれません。
しかし、メンバーに配慮する言葉も書いてらっしゃる投稿者さまだからこそ、
あえて申し上げます。
「これまで良くしてもらってるから・・・」という過去に引き戻す感謝や、
「今も助けてもらっているから・・・」という現在に縛られる義理で
投稿者さまの本音は曇ってはいないでしょうか?
これまでの義理や感謝もある。
今もいい関係が残っている快適さもある。
でも、投稿者さまは「キャリアアップ」を望んで
転職しようと考えていらっしゃいます。
退職の意思をいつ伝えるべきかとまで考えています。
上司が投稿者さまが考えるほどの人物であれば、
転職しようがいつ伝えようが、
これまでと変わらない、いや、それどころか
これまで以上の関係を築こうとするはずです。
佐野は偉そうに言えるほどの人生は歩んではいませんが、
これだけは最近わかってきました。
本音しか、ひとには伝わらない
投稿者さまの「上司とこれからどんな関係を築きたいのか」という本音が、
上司になんと伝えるべきか、どう伝えるべきか、
そもそも伝えるべきかの答えを出すはずです。
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書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
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