【コメントへのお返事】面接の緊張を消すおすすめの方法は「資料作成」〜キャリアの休憩室Vol.35〜

おはようございます。
退職学®︎の佐野創太です。

本日のテーマは「面接で緊張しないために
できることはないですか?」です。
面接に苦手意識のある方が、
マシュマロで「資料に語らせることに目から鱗だ」とコメントしてくださいました。

自分の仕事内容を口頭で説明するのが苦手だ
面接になると緊張で汗がやばい
面接の通過率がよくない

転職活動で面接の段階に入っている方に届けば幸いです。

=====ここからがコラムです=====

資料に語らせてもいいんですね

拙著『ゼロストレス転職』(PHP研究所)を
読んでくださった方からだと思います。


『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)は
紙・電子・オーディオ版があります

こんなコメントをくださいました。

面接に苦手意識があったのですが、資料に語らせる、というのが目から鱗でした。
実際の仕事ぶりを見てもらうにも有効ですし、型に囚われすぎず、
「志望企業のために何ができるのか」を考えて転職活動を進めたいと思います。
同じく転職を考えている家族にも勧めました。

ご家族にも勧めてくださって、とても光栄です。
家族の中で仕事やキャリアに関する共通言語ができると、
相談したりアドバイスし合ったりする良い関係がつくれます。

自分にとっての一番の味方を身近に作ること、
キャリアチェンジや転職といった大きな変化が起きるときに、
とても心強く感じられます。

面接で緊張する原因は「手ぶら」にある

「資料に語らせてもOKです」と伝えると、
キャリア相談の場では驚かれる人も多いです。

なぜか「面接には手ぶらで行かないといけない」と
思い込まされていることがあります。

これが面接で緊張する最大の原因ではないかとすら思います。
性格以上に、「何も持っていない状態」は緊張します。

でも、企業はあなたに関する情報をたくさん持っています。
履歴書、職務経歴書はもちろん、
そこからわかる情報で検索しているかもしれません。

採用のコンサルティングに入っていると
「最終面接前にはSNSで名前を検索する」という声はよく聞きます。
企業はあなたのことを調べ尽くしています。

なので、こちらも万全の準備として
「資料に語らせる」はとても大切です。

手元に資料があるので、緊張が解けます。
口頭で伝えにくい仕事内容が、
図や表を使って伝えられます。
面接官と同じものを見て話せるので、
「疑われている気がする」といったギスギスした空気もなくなります。

あなたの魅力が履歴書と職務経歴書、
そして初対面の面接官との30分程度の時間で
表現し切れるはずがありません。
何年、何時間働いてると思ってるんですか!という話です。

自分の仕事内容や特徴、工夫してきたことや結果などを
「自分資料」に落とし込んで面接会場に持っていってくださいませ。

緊張をスッと消してくれるおすすめの資料

「自分資料以外に持っていくと良い資料はありますか?」と
お聞きいただくこともあります。

目的別にお答えします。

緊張を解きたい場合は、
「これだけは聞きたい」ことリストを
メモ帳に書いていくこともできます。

ある相談者さんはこう教えてくださいました。

最後に聞きたいことはありますか?という質問が苦手なので
あらかじめ3パターン用意するようにしたら、そこから会話が弾むようになりました。
通過率も上がっています。

「とにかく志望度の高さを伝えたい」なんてこともあるかもしれません。

「そんな古いやり方・・・」と思われるかもしれませんが、
企業もひとの集まりです。
志望度の高さが伝わるやり方は、
「すぐに退職しなそうだな」という安心感にもつながりますし、
最終面接を突破するきっかけにもなります。

この考え方で持っていく資料は
会社や採用HP、新作などのプレスリリースやIR情報、
業界の最新ニュースを印刷して紙です。

かつ、大事なところや聞いてみたいところをラインマーカーをつけておくと
自分もさっとその箇所を出せるようになります。

ある相談者さんは「必ず机の上に出すようにしている。
リモート面接でも手元が写るようにして、準備していることがわかるようにする」と
話していました。

理由はシンプルです。
面接官に「今日の候補者はやる気がある」と思わせるためです。

「なんだか小手先だな」と感じさせてしまったかもしれません。
間違いなく、小手先です。

でも、私たちも医者に行った時に白衣の医者ではなく
場違いのラフな格好の医者が出てきたら、
身構えたりしないでしょうか?
「この医者は信頼できるのか?」と。
仮に名医であったとしても、です。

小手先であっても、少しの工夫の積み重ねがあると
「これだけ準備したのだから」と自信が湧いてきます。
面接官が「こんなに準備してくださったんですか?」と
一言挟んでくれるかもしれません。
一気に場が和みます。

「緊張しちゃうんだよな」と思ったら、
「資料に語らせてもいいんだ」と思い出してくださいませ。

=====ここまでがコラムです=====

メッセージと最新のお知らせ

もちろん、こういった資料作成などの努力を
軽視する企業もいます。

仮にそういった企業に出会ったら、
私の主観ではありますが、
どれだけ評判が良くてもあまりおすすめしません。

面接官と候補者の権力差に無意識であり、
入社後に「どれ、お手並み拝見」と
入社者を試すコミュニケーションが日常の可能性が高いです。

面接は選ばれる場ではありますが、
こちらが選ぶ場でもあります。
常にあなたは企業を選ぶ権利があることを
頭の片隅に入れておいてください。

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退職学・佐野

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