おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
本日のテーマは「退職の意思を上司にいつ伝えたらいいか」です。
特に「恩を感じている上司だから、ショックは小さくしたいし
いきなり伝えるのはフェアじゃないと感じている」という事情付きです。
退職後にはもう縁を切りたければ、
一般的なお返事でいいんですけど、そうもいかないようです。
「会社は辞めたいけど、人間関係は壊したくない」
「会社が嫌いで転職するわけではない
「退職後もつながりを持ちたい」
そんな人に届けば幸いです。
マシュマロにいただいたご相談に
お返事させていただきます。
=====ここからがコラムです=====
お悩みを公開します:いつ退職意思を伝えれば、フェアでしょうか?
いただいたマシュマロを抜粋します。
退職の意思をいつ上司に伝えれば、
「業務後にゲームを一緒にできて」、
「戦友のような感覚もある」上司との関係を
今後も続けられるでしょうか?
全文は画像をご覧ください。
また、この上司へ退職の意思を伝えるのはどのぐらいで伝えるべきかも悩んでます。 転職先が決まってからいきなり伝えると、フェアじゃない感じがするのと、私だったらショックを受けるので、早目に伝えた方が周りも受け入れて準備ができるかなとも思います。
アドバイスいただけますとありがたいです。
退職の伝え方やタイミングが、自ずと決まる思考法
投稿者さまと上司の方にとって
一番いい退職の意思の伝え方は
投稿者さまが既に投稿してくださっている文章で決まります。
※「一般的な退職の意思のベストタイミング」はあるので、次の段落をご覧ください
この3つが、投稿者様にとってのベストタイミングを教えてくれます。
フェアでありたい
早目に伝えた方が周りも受け入れて準備ができるかな
私だったらショックをうける
まずそれぞれの言葉を「さらに詳しくいうと?」と
考えてみるところからはじまります。
いわゆる5W1Hの問いを投げかけると、
投稿者さまの本音が見えてくるはずです。
こんな感じです。
「フェアってどういうこと?(What)」
「受け入れる準備はどれくらいかかりそう(When)」
「ショックを受けさせたくない理由は?(Why)」
ここからは推測ですが、
投稿者さまは「IT系のプロジェクトの責任者」と書かれています。
となると、管理職や役員が退職するときの流れが
当てはまる可能性が高いです。
この流れです。
●会社に「退職しようかと悩んでいるので、相談に乗ってほしい」と打診する
●何回か協議を重ねる
●会社と退職のスケジュールや会社への伝え方の合意を取る
●転職活動を進めるor転職先と入社時期の合意を取る
人によっては1年ほどかかることもあります。
重要な役職であるほど、伸びる傾向があります。
この「最も時間がかかる。けれど会社や会社の人に納得されやすい退職」を知った上で、
もう一度「自分にとってのベストタイミングはどうか?」と考えてみるのは
いかがでしょうか?
最後は「自分本位」でOKです。
投稿者さまにとって、上司やいまの会社は
過去と現在において良い関係と思います。
でも、未来にとってはわかりません。
未来も一緒にいられる関係が、会社と個人にとって最良の関係です。
退職後にどうなっていたいか、つまり未来を想像すると
退職の伝え方やタイミングが決まります。
義理や役職にとらわれず、本音に従えることを応援しています。
退職の意思を伝えるタイミング「決まっている」
ここからは一般的な話ですが、
大切なのでお伝えします。
一般的には、退職希望日の1~3カ月前が退職を伝える時期となっています。
もっと厳密に、民法第627条第1項に照らし合わせれば
「退職の意志表示をしてから2週間が経過すれば雇用関係は終了」します。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
(引用:厚生労働省)
とはいえ、引き継ぎや挨拶などもあるので、
余裕をもって3ヶ月ほどは見込むことをおすすめします。
また、就業規則に定められている場合もあるので、
退職の意思を伝える前に確認しておくことも大切します。
「うちの会社にはそんな常識は通用しないんですよ・・・」
そんな緊急事態な場合もあるでしょう。
退職や転職は、綺麗事ばかりではありません。
そんなときは、退職代行という手段も視野に入れてください。
退職代行とはいわば救急車です。
救急車は自分の力で病院に行けないときに呼ぶように、
退職代行は自分の力で退職することで危害を加えられる可能性があるときに使います。
「気まずいから」「めんどいから」といった、
いわばタクシーを利用するように退職代行を使うことはおすすめしません。
でも、「このままだと心身が危ない」や「賠償金をふっかけられそう」といったような、
いわゆる「ブラック企業」のときは、退職代行を思い出してください。
会社に義理を通すよりも、あなたの未来の方が圧倒的に大切です。
=====ここまでがコラムです=====
メッセージと最新のお知らせ
マシュマロを見たら、投稿者さまがお礼のメッセージを
既に届けていてくださいました。
ありがとうございます。

もしかしたら、過剰なお返事になっていたかもしれません・・・
何かお力になっていますように。
またどうなったか、ぜひ教えてくださいませ。
P.S.トップ画像の花は「ルドベキア」で、花言葉は「公平」
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コラムでお答えさせていただきます。
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どうぞよろしくお願いいたします。
退職学・佐野
P,S,ガーベラの花言葉は「常に前進(主体性)」です
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