おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
本日のテーマは「ひとり人事のモヤモヤ」の解消です。
ひとり人事という働き方を脱してチームで働く、マネジメント業務を始めるための
最初の一歩をお伝えします。
ひとり経理やひとり社内SE、ひとり広報として頑張ってらっしゃる方からも
よくキャリア相談のご依頼をいただきます。
「ひとり●●の働き方を変えたい!」
そう考える方に届けば幸いです。
=====ここからがコラムです=====
目次(table of contents)
ひとり人事は、「リクエスト」で同僚が助けてくれる
もう一度ひとり人事のAさんのご質問を掲載します。
上司が退職してひとり人事になってから4年目に入りました。
最初は「業務範囲が広がった=専門領域が広がった」とポジティブに捉えていたんですが、
ちょっと気になることが増えまして。私って「いいように使われている」のか「信頼されている」のか
わからなくなってきました。
どっちなのか判断するためにできることってありますか?「それってちょっと考えればわかるよね?」とか
「調べてから聞いてくれ・・・」みたいなものまで
問い合わせが来るようになっています・助けてください。。。転職も頭をちらつきます。
「このままずっとひとりなんだろうか・・・」と
モヤモヤは大きくなるばかりです。
昨日は<「いいように使われている」か「信頼されているか」を見極める一言>として
「ちょっとここ調べていただけますか?」と参照元を出す、
つまりリクエストすることで自分の仕事の価値を認めさせ、
状況を変えていく方法をご紹介しました。
この方法で上司や同僚が変わってくれるのであれば、
ひとり●●としての働き方は続けても良いかもしれません。
頼られる立場であり、自分のペースで働ける。
ひとり●●はそんな良さもあります。
まずはリクエストしてみて、
「一緒に働く人が変わるかどうか」、
「ひとり●●という働き方がどれだけ大変か理解できるかどうか」を
見極めていただければと思います。
「脱・ひとり●●」のための進言とは
しかし、「リクエストしても変わらなかった」場合はどうしたらいいでしょうか?
もしくは「このままひとり人事を続けていたら身も心も保たない」場合は?
転職をするかどうか、つまり
「この会社は変わるかどうか」を見極める方法があります。
それは「脱・ひとり●●」戦略です。
つまり会社に対して、上司に対して「人を増やしてください」と進言することです。
具体的にはこうです。
もう私ひとりの業務量をはるかに超えています。
このままでは3ヶ月後にはキャパオーバーになり、
業務にも支障が出ることがわかっています。
ここまで言って、ようやく「本当に大変なんだ」と
会社があなたの大変さに気づくことがあります。
「ずっと隣で見てたでしょ・・・」とため息をつきたくなるのですが、
ひとり人事やひとり広報を長く続けていると、周りからは信頼されてきます。
テキパキとこなすあなたを見て「やはりあの人はすごい」なんて
尊敬してることもあります。
「もうダメですよ」と、リクエストを超えてヘルプを出す。
これが「脱・ひとり●●」の方法です。
最後の手段は「私が採用しますね」
実は、ひとり人事やひとり経理、ひとり社内SEさんは
ヘルプを既に出している場合も多いです。
私のもとにいただくキャリア相談でも
「ヘルプ出しても会社が動かないんで、もう転職しかないですかね?」という
声が届いています。
最後の手段に出ましょう。
転職エージェントや求人サイトとの打ち合わせを入れてください。
つまり「私が主担当として、採用に動きます」という意思表示を、
行動とセットでするということです。
ここまでいけば、さすがに上司や会社も動きます。
少なくとも「ちょっと待って、ちゃんと考えるから」と、
本気であなたの声に耳を傾けるようになります。
ここまでやってだめなら・・・残念ながら潮時かもしれません。
リクエスト⇨ヘルプ⇨アクションの順番で試しても変わらなければ、
「私はやれることはやり尽くした」と思ってもOKです。
あとは転職や独立を検討してください。
もしくは、心身を守るために休職も視野に入れてください。
ひとり●●は、大チャンスを手にしている働き方でもある
一方で、実際に採用にまで動くと
あなたの経歴書に「採用の実務経験」がプラスされます。
かつ、採用ができればマネジメント経験もプラスされます。
ひとり人事やひとり広報はとても大変なのですが、
裏を返す余裕があれば「これから新しく組織をつくる最初のひとり」となります。
もしそのように考えられそうであれば、
「私はいまとてもいい仕事をするチャンスを握っている」と思ってくださいませ。
応援しています。
=====ここまでがコラムです=====
メッセージと最新のお知らせ
ひとり●●のあなたが退職して、ようやく会社は
「あの人はキャパを超えながらも頑張ってくれていたんだ・・・」と気付きます。
あるあるのですが、そういった会社は
退職した後にあなたに「戻ってきてほしい」だったり
「この業務だけでもやってくれないか?」と連絡をしてきます。
愛着があったり、提案された仕事に興味があれば
副業でやってみるのはありです。
しっかり報酬をもらうことをお忘れなく。
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匿名で感想を届けたり質問したい場合は、下記をご活用ください。
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コラムでお答えさせていただきます。
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P.S.トップ画像のアフリカンマリーゴールド(Tagetes erecta)の花言葉は「逆境を乗り越えて生きる」です
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