おはようございます。
退職学®︎の佐野創太です。
本日のテーマは「管理職のストレス対応」です。
特に社内の人間関係です。
「経営層の無茶振りが辛い」や
「部下の育成と言いつつガス抜きばかり」など
キャリア相談ではマネジメントに従事されている人の苦労を
たくさんお聞きします。
経営層と部下に挟まれる管理職は、
ひたすら「耐える」しかないのでしょうか?
上と下の板挟みの人間関係です。
そんなことを管理職の人と話していたら
「睡眠不足になっても趣味を優先させますよ」と
教えてくださいました。
どういう意図があるのでしょうか?
「管理職は辛いよ」と一度でも感じた方に届けば幸いです。
「責任感が強い」や「頼まれたことは断れない」人にも届けばと思います。
=====ここからがコラムです=====
管理職の悩みは「本音の消滅」にある
管理職の苦労を数えるとキリがないですが、
「一つだけに絞る!」と考えると、
「本音の消滅」ではないでしょうか。
経営層に現場の苦労を伝えたいけど、
現場の伝書鳩になるだけではだめだ
高い評価をつけたいけど基準に満たしていないから
部下に厳しいフィードバックをしないといけない
このように本音と役割が離れることが、
管理職にはよくあります。
いわば「役割や責任の鎧」を着て、
本音が見えなくなっている状態です。
こうなると「会社のPCの電源を切れない」や、
「休日にもスマホに連絡が来てないか見てしまう」といった
「いつまで経っても休まらない」となります。
管理職は無理してでも「役割や責任の鎧」を脱ぐ時間が必要です。
そうしないと急に糸がぷつっと切れたように
「これ以上は頑張れない」となってしまいます。
しかも思い当たる原因がありすぎて「理由はわからない」と悩みます。
あなたは「役割や責任の鎧」を脱ぐ時間を持てているでしょうか?
管理職など役職者でなくても、
「責任感が強い」人や「頼み事は断らない」人は要注意です。
管理職の「役割や責任の鎧」を脱ぐための「自分時間」とは
では、「役割や責任の鎧」をどう脱げばいいのでしょうか?
それが冒頭の管理職の人の言葉です。
「睡眠不足になっても趣味を優先させますよ」
これはつまり、趣味という自分時間、本音時間をつくることで
役割や責任を頭から追い出しているのです。
確かに睡眠は大切です。
体も頭も心も回復します。
厚生労働省が2023年10月2日に発表した
「第2回健康づくりのための睡眠指針の改訂 成人版(案) に関する検討会」には、
以下のように記載されています。
睡眠時間と死亡リスクについて、これまで世界中で⾏われた研究を系統的に収集し、92万⼈分のデータを解析したところ、睡眠時間が6時間未満になると、死亡リスクが有意に上昇するという結果が報告されています1)。これらの科学的知⾒に基づくと、1⽇の睡眠時間が少なくとも6時間以上確保できるように努めることが望ましいといえます。
(出典:厚生労働省「第2回健康づくりのための睡眠指針の改訂 成人版(案) に関する検討会」)
睡眠の大切さは言うまでもありません。
一方であまりにも役割や責任に追われている人は
「とにかく睡眠!」となりすぎる傾向にあります。
「遊んでいる暇はない」と考えがちです。
キャリア相談でもそういった責任感の強い方が多くいらっしゃるのですが、
どこかのタイミングで「寝ても寝ても疲れが取れない」経験をされます。
お聞きしていると「大好きだった旅行に何年も行ってない」や
「学生時代から好きだったミュージシャンの曲に感動しなくなっている」といった
麻痺状態に陥っています。
だからこそ、少しでも役割や責任とは何の関係もない、
ただ浸れる、ただ楽しめる時間をとることをおすすめします。
アニメを見るでも仕事とは関係のない本を読むでも、
山に行くでも海辺を散歩するでも。
「趣味と呼べるほどのものなくて」と心配しなくてOKです。
頭の中から役割と責任を追い出せればいいのです。
基本的に会社は「頑張れ」とは言ってくれます。
でも「おやすみ」は言ってくれません。
「最近自分におやすみ言えてるかな」と、
少し休憩する時間も検討してみくださいませ。
=====ここまでがコラムです=====
メッセージと最新のお知らせ
役割や責任の鎧、重いんですよね。
だからこそ社内には
「異動したら元上司と仲良くなった」や
「退職していった元上司と休日に遊べるようになった」なんて話が
時々聞こえてきます。
役割の鎧を脱ぐことで、
人間関係が良くなるケースはたくさんあります。
自分時間、本音時間。おすすめです。
どうぞよろしくお願いいたします。
退職学・佐野
最新のお知らせ
(1)【最新刊】『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)
(2)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)好評発売中
(3)連載|日経BOOKプラス
「20代で頑張り過ぎて短期離職→再入社→介護離職 『70%で働く』に至るまで」

https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/072200743/072200001/
(4)YouTubeをひっそり再開しました

https://www.youtube.com/@sano-souta
(5)出演|TBS CROSS DIG with Bloomberg(Human Insight)
「自分の120%は他人の80%」まじめな人ほど陥る“セルフ搾取”/「『70%で働く』はサボりじゃない」

https://www.youtube.com/watch?v=Y4394uziDQI
(6)出演|PIVOT(PIVOT LIFE)
「70%で働く思考法」――「もっと頑張る」から脱する働き方

https://www.youtube.com/watch?v=IZDu_wZe9Uw
(7)インタビュー|BEST TiMES(ベストタイムズ)
「過重労働・パワハラ・介護離職…七転八倒の仕事人生で偶然出会ったフランクルの言葉とは?【『70%で働く』佐野創太氏インタビュー#1】」
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/4302241/
(8)掲載|日本人材ニュースONLINE(連載「だから社員は辞めていく」)
「社員を退職に追い込む『サイクル酔い』の構造とは」

https://jinzainews.net/26813970/
(9)フェルミ漫画大学:『70%で働く』(日経BP)が漫画になりました
登録者数140万人のマンガで本の内容をわかりやすく勉強できるチャンネルで、拙著が紹介されました。

https://www.youtube.com/watch?v=cPR949n3IuE
書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
- Instagram:@taishokugaku
- YouTube:@sano-souta
- キャリア相談:お申し込みはこちら
- 匿名で質問・相談:マシュマロ(無料・匿名で送れます)
- メルマガ登録:登録ページはこちら
著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
(5)『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)


メルマガ「キャリアの休憩室」














