「残業を理由に転職していいんでしょうか」。この相談を、キャリア相談でよくいただきます。
先に結論を言うと、私はあります。ある会社にいたとき、過労死ライン(月80時間残業が目安)を軽く超えて働いていて、限界で辞めました。
ただ、多くの人は「そこまでじゃないけど、きつい」という状態です。この曖昧なゾーンが、いちばん判断しにくい。そこで、辞めていい残業の見分け方を3つに整理します。
1. 心身にサインが出ている
眠れない、食べられない、休日も回復しない。健康が確実に削られているなら、それは我慢するための残業ではありません。
2. 残業が「例外」ではなく「前提」になっている
一時的な繁忙ではなく、その働き方が仕事の構造に組み込まれていて、個人の工夫では減らせない。これは環境側の問題です。
3. 減らす相談をしても、取り合ってもらえない
改善の余地が閉じているなら、これ以上ひとりで抱えても状況は変わりません。
逆に、終わりが見えている期間限定の繁忙なら、耐える価値があることもあります。
辞める前に、ひとつだけ試してみてください。「残業が減れば続けたいのか、減っても辞めたいのか」を分けてみることです。前者なら異動や相談の余地があり、後者なら転職が本筋です。
あなたの残業は、いつか抜ける期間限定の谷ですか。それとも、ずっと続く地形ですか。
この考え方は、転職Hacksのインタビューでも話しました。
「残業が嫌」で会社を辞めていいケース3つ(転職Hacks)
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書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
(5)『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)

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