先日、TBS CROSS DIG with Bloombergの「Human Insight」という番組で取材していただいた回が公開されました。MCの篠原梨菜アナウンサーと、頑張りすぎてしまう働き方について話しています。
おかげさまで、再生数が8万回を超えました。見てくださったみなさま、ありがとうございます。
見てくれた方は、動画のコメント欄にひとこと残してもらえたらうれしいです。私は性格的に、自分の動画も本も見返せなくて。コメントが頼りなんです、、、!
お昼休みや帰りの電車で、さくっとご覧ください。
本の話をしています:『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
ここからは、今日の話です。
先日は、仕事は赤、自分ひとりの時間は青、というふうにカレンダーを塗り分けて、忙しさを見てみる話をしました。今日はその続きで、いちど青だった予定が、いつのまにか赤に変わっていく話をします。
正直なところ、「70%で働こう」と本に書いた私ですら、いまだに青を赤にしてしまいます。偉そうなことを言える立場ではないのです。
だから今日は、うまくいっている人の話ではなく、いまも赤に飲まれかけている私の話として読んでいただけたらと思います。
青はいつのまにか赤くなっている
予定というのは、始めたときの色のままではいてくれません。一ヶ月前は青だったはずのものが、気づくと赤っぽくなっている。
私でいえば、音楽のライブがそうです。最初は「行きたいから行く」だったのに、しばらくすると「このライブを逃したらダメな気がする」に変わっていきます。楽しみのはずが、いつのまにか、こなす予定になっているのです。
「しゃあない」が増えていないか
青が赤に変わりはじめるとき、私の場合は口癖に出ます。「しゃあない」です。
予定があるな、大変だな、休みたいな、でもしゃあない、やるか。
この「でもしゃあない」が増えてくると、だいたい傾いています。自分で自分を、静かに後回しにしているのだと思います。
口癖は人によって違います。自分の場合は何かなと、一度聞いてみてください。
楽しみな予定を、自分から手放していないか
サインは、口癖だけではありません。
先日、子どもの予定を入れたら、大好きなミュージシャンのライブに行けなくなりました。それ自体は、よくあることです。
こわいのは、この先です。これが続くと「自分は父だし、子どもが優先だから」と、楽しみのほうを先に手放すのが当たり前になっていきます。そのうち「あれは別に、そんなに欲しくなかった」と思いはじめる。
ここで思い出すのが「すっぱいぶどう」の話です。イソップ物語のひとつです。
高い枝においしそうなぶどうがなっていて、キツネが何度跳んでも届きません。さんざん跳んだあと、キツネは「どうせあれは酸っぱいに決まっている」と言い残して立ち去ります。
本当は食べたかったのに、手が届かないとわかったとたん、欲しくなかったことにしてしまう。
私たちも、同じことをします。楽しみにしていたライブを手放したあと「まあ、そんなに行きたくなかったし」と自分に言い聞かせる。あれがまさに、すっぱいぶどうなのです。
気づけるだけで、青は守れる
ここまで読んで、手放さないようにと力まなくても大丈夫です。
まずは、気づけるだけでいいのです。「しゃあない」が増えているな、楽しみな予定を削っているな、と自分のなかのサインに気づく。それだけで、赤に変わりかけていた青を、もう一度青のまま残せるようになります。
カレンダーに青を書き込まなくなってきたら、ちょっとお疲れなのかもしれない。そのくらいの軽さで、時々のぞいてみてください。
本まで書いておいて、いまだにライブを手放しかけている私です。きっと来月にはまた、どこかで「しゃあない」と言っています。
それでも、気づいたその場で戻せばいい。そう思えるようになってから、少し楽になりました。
一緒に青を守っていけたらうれしいです。
最新のお知らせ
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(2)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)好評発売中
(3)連載|日経BOOKプラス
「20代で頑張り過ぎて短期離職→再入社→介護離職 『70%で働く』に至るまで」

https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/072200743/072200001/
(4)YouTubeをひっそり再開しました

https://www.youtube.com/@sano-souta
(5)出演|TBS CROSS DIG with Bloomberg(Human Insight)
「自分の120%は他人の80%」まじめな人ほど陥る“セルフ搾取”/「『70%で働く』はサボりじゃない」

https://www.youtube.com/watch?v=Y4394uziDQI
(6)出演|PIVOT(PIVOT LIFE)
「70%で働く思考法」――「もっと頑張る」から脱する働き方

https://www.youtube.com/watch?v=IZDu_wZe9Uw
(7)インタビュー|BEST TiMES(ベストタイムズ)
「過重労働・パワハラ・介護離職…七転八倒の仕事人生で偶然出会ったフランクルの言葉とは?【『70%で働く』佐野創太氏インタビュー#1】」
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/4302241/
(8)掲載|日本人材ニュースONLINE(連載「だから社員は辞めていく」)
「社員を退職に追い込む『サイクル酔い』の構造とは」

https://jinzainews.net/26813970/
(9)フェルミ漫画大学:『70%で働く』(日経BP)が漫画になりました
登録者数140万人のマンガで本の内容をわかりやすく勉強できるチャンネルで、拙著が紹介されました。

https://www.youtube.com/watch?v=cPR949n3IuE
書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
(5)『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)

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