おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
円満退職しようと思うほど言い出せません
そんな悩みを打ち明けられたらなんとお返事しますか?
マシュマロからいただいた退職相談にお返事します。
最近はアルムナイや出戻りの話を聞く機会も増えています。
円満退職は簡単にできそうにも思えます。
ここはごまかさずにお伝えします。
完全な円満退職は、ありません。
その理由をお伝えします。
vol.249でお伝えした内容をさらに拡充させました。
近しいご相談が増えています。
「長文を読んでる時間はない!」場合は、こちらの「3行まとめ」をご覧ください。

3行まとめ
- 会社と個人の間に円満退職はない
- 円満退職はひととひとの間に生まれる
- 「また一緒に仕事しよう」と言われて会社を去ろう
いただいた退職相談:円満退職したいと思うほど会社を辞められません
円満退職が足枷になる理由を綴ってくださっています。
推測ではありますが、仕事はもちろんのこと会社にも専心している方だからこその悩みのように思います。
vol.248を読んで自分も「会社辞めたいのに辞めさせてくれない」と考えていると気づきました。自分の働き方くらい自分で決めなきゃと、いい歳なんだからと思いました。
ひとつ気になったのですが、円満退職についてです。どうせ辞めるなら会社とけんかせずに良い関係のまま退職したいと思うのですが、円満退職についてどうお考えでしょうか?私はスタートアップ企業に5年ほど在籍しているのですが、そろそろ目的を考えずとにかく成長を追い求める働き方を辞めたいと思っています。とはいえ、最初に私を拾ってくれたいまの会社を裏切るようなこともしたくありません。
こういうふうに考えるから次に行けないのかもと思いつつ、なかなか前に進めません。どう考えたらいいでしょうか?お考えを聞かせていただければ嬉しいです。
お返事1:円満退職はありません
「円満退職したいと思うほど会社を辞められません」というお悩み。
これは円満退職のハードルが上がっている可能性が高いです。
誰から見ても円満退職であることを目指すと、「そんなことは可能だろうか・・・」と自信を失ってしまいます。
もう一度問うてみましょう。
円満退職なんて、あるんでしょうか?
あるとしたら誰にとってでしょうか?
ちょっと寂しいですが、会社対個人、経営対個人で考えたときには円満退職は存在しません。
会社からしたらひとりの退職によって誰かをまた採用したり育成したり、その間は配置転換が必要になるかもしれません。
コストが発生する以上、「退職かぁ」となります。
SNS上では「卒業おめでとう!」と言葉を送る方も多いですが、それは採用広報の一環です。
「退職者とも関係の良い会社なんて、良い会社なんだな」と思ってもらうことがゴールです。
完全な円満退職はない、つまり誰からも支持される円満退職はないと考えた方が気が楽になります。
お返事2:それでも”ちゃんと”辞める理由があります(道徳問題ではなく)
円満退職がないならさくっと辞めるか。
退職代行もあるし。
そんな考えもあります。
確かにパワハラやセクハラが横行していて第三者を挟まないと危ない状態であれば、救急車を呼ぶように退職代行を使うのは大賛成です。
しかし、そうではない限りは適当に退職するのはおすすめしません。
それは道徳問題ではありません。
「人として」という話ではなく、円満退職はできるからです。
「さっき円満退職はないって言わなかった?」と思わせてしまったかもしれません。
円満退職は、会社と個人の間にはないと考えた方が現実的です。
でも、個人と個人の間には十分できます。
新卒時代にお世話になった先輩。
何かと協力してくれた他部署のひと。
さりげなくサポートしてくれた後輩。
叱咤激励してくれた上司。
会社の中にいるひとりひとりを見たら「このひととは会社を離れても繋がっていたいな」と思えるひとがいるでしょうか?
そのひとたちとの、一対一の関係の中で円満退職ができます。
見送ったことのある方なら同意していただけそうですが、社内のメールだけで退職を通知されるとどれだけ仲が良かったとしても
「あ・・・こちらから声はかけない方がいいのかな」と関係が薄れていってしまいます。
転職が大前提なんて言われる時代です。
つまり退職も複数回経験するようになります。
そのたびに「また一緒に仕事しよう」と声をかけられるようになる。
キャリアのゴールのひとつとさえ言えます。
それくらい退職は大切です。
完全な円満退職はない。でも一対一の円満退職はつくれる。
そう覚えておいていただければと思います。
メッセージ
ようやく涼しくなってきて、
これは秋が来たと安心しても良いでしょう!
フットサル大会に向けて走り込みだ、と走り始めたら膝をやりました・・・
身体は夏で疲れているので、お気をつけて・・・
最新のお知らせ
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(3)連載|日経BOOKプラス
「20代で頑張り過ぎて短期離職→再入社→介護離職 『70%で働く』に至るまで」

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(5)出演|TBS CROSS DIG with Bloomberg(Human Insight)
「自分の120%は他人の80%」まじめな人ほど陥る“セルフ搾取”/「『70%で働く』はサボりじゃない」

https://www.youtube.com/watch?v=Y4394uziDQI
(6)出演|PIVOT(PIVOT LIFE)
「70%で働く思考法」――「もっと頑張る」から脱する働き方

https://www.youtube.com/watch?v=IZDu_wZe9Uw
(7)インタビュー|BEST TiMES(ベストタイムズ)
「過重労働・パワハラ・介護離職…七転八倒の仕事人生で偶然出会ったフランクルの言葉とは?【『70%で働く』佐野創太氏インタビュー#1】」
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/4302241/
(8)掲載|日本人材ニュースONLINE(連載「だから社員は辞めていく」)
「社員を退職に追い込む『サイクル酔い』の構造とは」

https://jinzainews.net/26813970/
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書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
- Instagram:@taishokugaku
- YouTube:@sano-souta
- キャリア相談:お申し込みはこちら
- 匿名で質問・相談:マシュマロ(無料・匿名で送れます)
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
(5)『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)

















