おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
「静かな退職」真っ只中の方からマシュマロ経由で体験談をいただきました。
あれ辛いんですよね・・・佐野も経験があります。
実は「静かな退職」には前期と後期があります。
お返事させていただきます。
おそらくこの記事を読んで投稿してくださったのではと思います。
ありがとうございます。
>「静かな退職(Quiet Quitting)」の前期は「コスパ高くて最高」。では後期は?〜キャリアの休憩室Vol.226〜
https://taishokugaku.com/2024/08/28/quiet-quitting-great-start-what-next-vol-226/
「長文を読んでる時間はない!」場合は、こちらの「3行まとめ」をご覧ください。

3行まとめ
- 静かな退職の後期は、無気力さが辛い
- 本音をまとめるなら書く、気づくなら話す
- 未来を描くと、いまを手段にできる
いただいた投稿:静かな退職、真っ只中です
「静かな退職」とは、実際に退職しているわけでも
「特に波風立てずに会社を辞める」という意味での「静かな」でもありません。
「必要最低限のことをしているが気持ちとしては会社とは距離を置いている」状態です。
ある方から、まさにその真っ只中の体験談をいただきました。
静かな退職、自分も真っ只中です。
(はけ口に使わせていただきます)最初は仕事が楽しかったんです。学生時代から毎日頑張ることにつらさを感じてはいたので、その影響か休み癖みたいな精神的なつらさはたまに出ていましたが、静かな退職レベルではありませんでした。
覚えてる範囲では、仕事に目新しさが消えてルーティンになって、定期的に提出しなくてはならない報告書に意味を感じなくなって…みたいな感じでした。わかりやすいきっかけがあれば、今後避けるべき事柄として自分も記憶しやすいんですけどね…。最初は楽しかったのですから、自分にも本当はこうしたかったという希望はあるはずですよね。
本当はやりたかったこと…何だろう、でも仕事がただのルーティンになって、作業時間とか計るだけの生産性重視みたいな仕事のやり方を上から求められて…自分はもっと難しい作業や集中力が必要な作業を求めていた気がします。そういえば学生時代も、美術の授業や学校祭のために作る制作物はこだわりまくって時間外も楽しく作業していました。作業時間なんて気にも留めず、美術専科の先生を唸らせたいとか、既製品かと一瞬思わせるようなものを手作りしようとか、手近な素材で思い描いたクオリティを実現できないかなど、そんなことばかり考えていました。
一つの作業を分担していたわけではありませんでしたが、周りには仲間もいました。美術部の仲のいい友人で、尊敬できる人たちでした。入社当初は尊敬できる人はいました。頑張り屋さんで愛想のいい、仕事の腕前も優秀な上司でした。
今はその方はおらず、自分にとっては目下の人が多くなった状態です。その分優しくなろうという気持ちは芽生えやすく、そういう意味ではまだ学びもあると言えますが、基本的にコミュニケーションの希薄な職場ですから、この会社にこだわっても仕方ないという考えはどうしても浮かびます。
つらいなぁ…学びも希望も薄いなんて。でも一番つらいのは、こんな状態なのに抜け出す気力も元気もなくて、自分の学生時代に持っていた能力も枯れてるんじゃないかって気しかしないことですね。
どうすればまた自分に火を灯せるんだろう…。
佐野さんの仰る通り、仕事以外のことまで頑張れなくなりました。早く抜け出したいです。
ここまでリアルな「静かな退職」体験も珍しいかもしれません。
投稿してくださり、ありがとうございます。
静かな退職には前期と後期がある
この体験談は、「静かな退職」の後期にあたります。
前期はもっと楽観的になれるものです。
「会社から距離をとってやったぜ!怒られない程度に手を抜いちゃお。自由を取り戻した!」くらいの気持ちになります。
しかし、後期になると「流してる感じ」が逆に辛くなってきます。
週の大半を使う仕事を流していると、「このままでいいんだっけ」と人生まで流されている感覚が出てきてしまうんです。
投稿者の方も、「仕事以外のことまで頑張れなくなりました」と書いています。
これは本当に辛いですよね。
好きな音楽も本も、何も感じなくなってしまう…。
私も経験があります。
でも、この苦しさの中にこそ、前に進むヒントが隠れています。
はけ口として書くこと、最高です
投稿者の方は、静かな退職に悩みながらも、確実に前に進んでいるように感じます。
文章全体から伝わってきます。
前半部分では静かな退職の大変さが綴られていますが、そこからだんだんと「自分はどんな仕事がしたいんだっけ」、
「できていたときはどんなときだっけ」と深掘りがはじまっています。
「はけ口」としてはじまった投稿が、気がつけば自分の気持ちを言葉にする機会になっているんです。
これはとても大切なステップです。
この機会をどんどん増やしてみてはいかがでしょうか。
書くのでも、誰かに話すのでもいいんです。
書くときは論理が強くなります。
頭を整理したり、考えをまとめるときによいです。
話すときは感情が強くなります。
考えをとにかく発散させたり、本音を知りたいときに良いです。
そのときは「え、そんなこと考えてるんじゃなくて」と評価を入れるひとは避けてくださいませ。
せっかく広がった本音が萎んでしまいます。
投稿者さまには説教はいらないです。
未来を描く:現在の見方が変わるとき
書いたり話したりして元気を取り戻したら、だんだんと「来年くらいにはこうしていたいな」と自然と未来を描くようになります。
「あ、こんな感じになってたらいいね」と思え始めたら、「そんな未来につながるために、いまの環境をどう使おうか」と目の前の現実を見る目が変わってきます。
つまらないとしか思えなかった仕事が、未来につながる仕事に見えてくることもあります。
「うん、やはりつまらん!見切りをつけよう。半年で結果をつくって次に行こう」と、自分から前向きな終わりをつくれることもあります。
メッセージ
私も静かな退職をしていた期間がありました。
投稿者さまと同じように「仕事以外のことまで頑張れなくなりました」という状態でした。
一緒に抜け出していきましょう。
静かな退職を抜け出した後には、「いまの自分、いい感じで働けてるな」とちょうどいい温度の働き方が待っています。
最新のお知らせ
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(3)連載|日経BOOKプラス
「20代で頑張り過ぎて短期離職→再入社→介護離職 『70%で働く』に至るまで」

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「自分の120%は他人の80%」まじめな人ほど陥る“セルフ搾取”/「『70%で働く』はサボりじゃない」

https://www.youtube.com/watch?v=Y4394uziDQI
(6)出演|PIVOT(PIVOT LIFE)
「70%で働く思考法」――「もっと頑張る」から脱する働き方

https://www.youtube.com/watch?v=IZDu_wZe9Uw
(7)インタビュー|BEST TiMES(ベストタイムズ)
「過重労働・パワハラ・介護離職…七転八倒の仕事人生で偶然出会ったフランクルの言葉とは?【『70%で働く』佐野創太氏インタビュー#1】」
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/4302241/
(8)掲載|日本人材ニュースONLINE(連載「だから社員は辞めていく」)
「社員を退職に追い込む『サイクル酔い』の構造とは」

https://jinzainews.net/26813970/
(9)フェルミ漫画大学:『70%で働く』(日経BP)が漫画になりました
登録者数140万人のマンガで本の内容をわかりやすく勉強できるチャンネルで、拙著が紹介されました。

https://www.youtube.com/watch?v=cPR949n3IuE
書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
- Instagram:@taishokugaku
- YouTube:@sano-souta
- キャリア相談:お申し込みはこちら
- 匿名で質問・相談:マシュマロ(無料・匿名で送れます)
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
(5)『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)
















