おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
「あと一年も今のままでは自分が潰れそう」
いまの自分が赤信号よりの黄色信号だとしたら、どう考えますでしょうか?
マシュマロからいただいたキャリア相談にお返事します。
「いまの会社を辞めたいのか、転職したいのか」の区別がついた読者さまからです。
会社に働きかけるだけ働きかけ、それでも業務量が大幅に増えたことに対応できていない。
どうしましょう?
「長文を読んでる時間はない!」場合は、こちらの「キャリアの休憩室〜3行まとめver〜」をご覧ください。

3行まとめ
- 本音がわかっているから大丈夫
- いまの過酷さに終わりがあるのかを知る
- 過酷さと”取材感覚”で距離をとる
キャリア相談:業務量が倍増し、あと一年も今のままでは自分が潰れそう
いただいたキャリア相談です。
転職するか悩んでいて、『会社辞めたいループから抜け出そう』を読ませていただきました。 自分がモヤモヤしていることが言語化されていて、とても参考になりました。私が転職を考えているのも、転職したいというより職場の環境変化で業務量が大幅に増えたことに対応できていないからだとご本を読んでいて感じました。このまま転職しても結果はよくなかっただろうと思います。素晴らしい気づきのきっかけを与えていただき、感謝しております。
自社システムの変更により仕事量が倍増して私自身疲弊しており、また仕事が遅滞して多方面に影響が出ているのですが、直属の上司に話しても理解してもらえません。また仕事量倍増によりミスが増えており、叱責を受ける際に仕事が多いと言い訳をしてはいけない、すべてやるようにと言われました。先輩は共感してくれますが、その方も業務が多く解決に動いてくれるわけではありません。
上司に全部仕事をするよう言われてから、相談することが無意味に思えますし、また叱責されるのかと思うと怖いです。あと一年も今のままでは自分が潰れそうなので転職したいと考えていました。佐野さんなら、このようなときはどう対処されますか?
いつかお時間のあるときにでも、ご意見を伺えれば幸いです。
この度は長いマシュマロをお読みくださり、ありがとうございます。
まず『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版)を読んで、「このまま転職しても結果はよくなかっただろう」という気づきまで届けてくださり誠にありがとうございます。(ぜひこの感想をAmazonレビューに!)
お返事1:本当に転職したいのか、それとも環境を変えたいのか
状況もかなり切迫しているように感じます。
単に「仕事が辛い」ではありません。
相談者さまは上司にも先輩にも働きかけています。
それでも状況が変わらない、いわば孤立している状態です。
「あと一年も今のままでは自分が潰れそう」という赤信号よりの黄色信号だと感じます。
一方で、黄色信号になっている自分に気づけているのはとてもよいことです。
このまま赤信号になってからようやく「働きすぎた」と気づく方も多くいらっしゃいます。
相談者さまは意思決定をしっかりできる状態にあると考えられます。
いただいたご相談と感想を拝見する限りですが、「会社が嫌いで退職したい」ではありません。
推測で恐縮ですが、「できればいまの会社に残りたい。でもこのままでは危ない」という状況でしょうか?
まずはここを明らかにすることからはじまります。
相談内容には明記されていませんが、おそらく相談者さまはもう気づいているはずです。
お返事2:「待つ」という選択肢と、その先にある可能性
会社には残りたいという前提でお返事します。
(間違えていたらこっそりマシュマロでまた教えてください!)
消極的に聞こえるかもしれませんが、「待つ」が解決策になるかもしれません。
相談者さまがご自身に問うてみることは「いまの過酷な状況に期限はあるのか」です。
つまりこれからも続きそう、ないしは不明なのか「あと半年」など終わりがあるのか。
終わりがある、つまりマラソンでいうゴールテープがない場合とある場合で対処は変わります。
ゴールテープがない場合は、転職や独立を具体的に考える段階に入ります。
ご安心ください。
相談者さまはうまくいきます。
なぜなら「転職したいというより職場の環境変化で業務量が大幅に増えたことに対応できていないから」という本音に気づいているからです。
気づいていないと「いまよりいい会社」を選ぼうとして目が曇り、「前の方がまともな会社だった」とループします。
いまの会社を辞めたいのではなく、「この会社でこの仕事がしたい。だから転職したい」という
転職したい理由が見つかるか動いてみてくださいませ。
ゴールテープがある場合は、まずは「体調ファースト」です。
健全な肉体と精神から良い仕事が生まれます。
よく休んだひとからよく働けます。
幸せなひとの方が成果を出すという話もありますしね。
その後は、「この期限の中で次につながる経験はできないか?」、「今度の仕事のネタになるようなものはないか?」と取材感覚で自分の仕事を見てみるのはいかがでしょうか?
このちょうどいい距離感が、いまの黄色信号状態を青信号に戻せますし、「この会社に行きたい」や「この仕事をしてみたい」がわかりはじめます。
メッセージ
黄色信号の相談者さまがすることは仕事に、会社に、上司にさらにのめり込むのではありません。
距離を取ることです。
そのひとつが、「取材感覚」です。
応援しています。
相談の文面からも責任感の強さが滲み出ています。
自責の念が自罰思考にかわらないように、くれぐれもご自愛くださいませ。
最新のお知らせ
(1)【最新刊】『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)
(2)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)好評発売中
(3)連載|日経BOOKプラス
「20代で頑張り過ぎて短期離職→再入社→介護離職 『70%で働く』に至るまで」

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(5)出演|TBS CROSS DIG with Bloomberg(Human Insight)
「自分の120%は他人の80%」まじめな人ほど陥る“セルフ搾取”/「『70%で働く』はサボりじゃない」

https://www.youtube.com/watch?v=Y4394uziDQI
(6)出演|PIVOT(PIVOT LIFE)
「70%で働く思考法」――「もっと頑張る」から脱する働き方

https://www.youtube.com/watch?v=IZDu_wZe9Uw
(7)インタビュー|BEST TiMES(ベストタイムズ)
「過重労働・パワハラ・介護離職…七転八倒の仕事人生で偶然出会ったフランクルの言葉とは?【『70%で働く』佐野創太氏インタビュー#1】」
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/4302241/
(8)掲載|日本人材ニュースONLINE(連載「だから社員は辞めていく」)
「社員を退職に追い込む『サイクル酔い』の構造とは」

https://jinzainews.net/26813970/
(9)フェルミ漫画大学:『70%で働く』(日経BP)が漫画になりました
登録者数140万人のマンガで本の内容をわかりやすく勉強できるチャンネルで、拙著が紹介されました。

https://www.youtube.com/watch?v=cPR949n3IuE
書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
- Instagram:@taishokugaku
- YouTube:@sano-souta
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- 匿名で質問・相談:マシュマロ(無料・匿名で送れます)
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
(5)『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)

















