<キャリア相談>夢は仕事で叶えようと思わないほうがいいですか?社会課題解決に関わる組織で働いていた者です

おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。

「夢は仕事で叶えようと思わないほうがいいですか?」

どきっとするキャリア相談をいただきました。
あなたはどうお考えになりますか?
夢を叶えられているひとも、いまは途中というひともご意見や相談者さまにアドバイスがあれば
ぜひマシュマロからお寄せください。

「長文を読んでる時間はない!」場合は、こちらの「キャリアの休憩室〜3行まとめver〜」をご覧ください。

3行まとめ

  1. 夢への扉は外に向かって開く
  2. 組織内で夢を叶えるには、周囲があなたを認める時間が必要
  3. 夢に向かう過程で得られたものを言語化する

キャリア相談:夢は仕事で叶えようと思わないほうがいいですか?

いただいているキャリア相談はこちらです。

夢は仕事で叶えようと思わないほうがいいですか?

お世話になります。現在求職中の者です。
以前、社会課題解決に関わる組織で働いていました。とある課題を解決してスムーズに物事がまわるようになればいいなと思い色々と仕事をしていましたが、変化することや解決策を提示したところで渋い顔をされることが多く、解決など誰も望んでいないのかなと少し気持ちが折れています。
お客様のメリットになることを伝えることは企業側にとってはよろしくないことだと感じることも多く、どちらにベクトルを向けるのが自分にとっての幸せなのかよくわからなくなってきました。

誰かのなにかのためになっているという考えは捨てて、作業的に何かをこなしていくような働き方をしたほうが良いのかなと悩んでいます。

佐野様は独立されて様々な人に寄り添う働き方をされているなと感じていますが、組織で働く上では割り切っていたこと、独立後では叶えられたことはありますか?
私自身は独立の発想はなく、組織に属する働き方を選んでいくつもりです。
子どもみたいな質問でお恥ずかしいですが、宜しければお教えくださると嬉しいです。

これは本当に大切な問いかけです。
ここに気づかれた相談者さまは、夢に、仕事に、社会課題の解決に向けて真摯に向き合っていると感じます。

「子どもみたいな質問でお恥ずかしい」なんて下を向く必要はありません。
むしろ「仕事なんて金のために働けばいいんだ」という虚無な考え方から逃げなかった自分を誇ってほしいとすら思います。

なんて偉そうに言っていますが、それは佐野が「作業的に何かをこなしていくような働き方」をしていた時期があったからです。
不思議なもので、仕事はもちろんのこと大好きだった音楽や本すらも味気ないものに変わりました。

端的に、よくなかったです。

お返事1:夢は「誰かが」叶えてくれる

「夢は仕事で叶えようと思わないほうがいいですか?」という問いに答えるとすれば、私は「夢は仕事で叶えようと思った方がいい」と考える派です。

キャリア相談の中でも、「夢を叶えたい」と考えていらっしゃる方はたくさんいます。

実は、私も昔メモ帳に「社会起業家になる」と書いていた時期がありました。
社会課題解決に関わる組織で働いていた相談者さまに、どこか共通点を感じます。

夢を仕事で叶えようとするとき、特に組織の中でそれを実現しようとする場合、「この考え方をすると叶えられる」という視点があります。

それが「夢への扉は外に向かって開く」です。

これは「幸せへの扉は外に向かって開く」という言葉からつくっています。
幸せの扉は自分ではこじ開けられない、つまり自分ひとりでは幸せになれないという意味です。

夢も近いのではないでしょうか?
夢はひとりでは叶えられず、誰かの手助けや協力、オファーや誘いがあって
「気がついたら叶っていた」というものが実態な気がします。

お返事2:仕事とは、「誰かの夢を応援」すること

組織で働きながら夢を叶えようとするとき、特に「夢への扉は外に向かって開く」は大切です。

具体的に申し上げますと、「夢を叶えられる自分であることを周囲が認める時間」を見積もる必要があるということです。

相談者さまは以下のように書いてくださっています。

変化することや解決策を提示したところで渋い顔をされることが多く、解決など誰も望んでいないのかなと少し気持ちが折れています。

極端な話ですが、同じことを提示したときでも「新卒1年目の社員」と「創業メンバー」とでは、説得力が違います。
組織で働くときには「何を言うか」よりも「誰が言うか」がものを言うことがある。
これは相談者さまも感じることがあるのではでいでしょうか。

相談者さまは、いまの組織の中でどんな立場や評判をお持ちでしょうか?
もしかすると、夢を叶えることにまだ急がなくていい時期なのかもしれません。

なぜ「夢を叶えられる自分であることを周囲が認める時間」なんていう遠回りをしないといけないのか。
相談者さまの会社にも「ミッション」や「理念」などがあるかと思います。
それらと相談者さまの「夢」が近いから、いま尽力されているはずです。

困ったことに、会社で「夢を叶える」ということは自分の夢を叶えることを意味しません。
創業者または株主、または顧客の夢を叶えることを意味します。

つまり、自分の夢を叶えるのが仕事なのではなく誰かの夢を応援することが仕事です。
だから、誰かの夢をたくさん叶えて信頼されて、「そろそろあいつの夢も叶えてやるか」と周りが動き始める時間が必要になるのです。

これが「組織で働く上では割り切っていたことはあるか」というご質問への回答です。
私は「夢を叶えられる自分であることを周囲が認める時間」を待つことはできませんでした。
組織の中で夢を叶えることはあきらめざるを得ませんでした。
正直、悲しかったですね。

お返事3:夢に向かう過程で得られたものは何ですか?

相談者さまは「少し心が折れている」と明かしてくださっています。
以下のような視点で考えてみるのはいかがでしょうか?

– 夢を叶えるのはいますぐなのか。猶予はあるのか。
– ここまで得たものはないのか。夢に近づいてはいないか?
– 組織で夢を叶えるのであれば、周囲に自分を認めさせる時間を見積もった方がいいのではないか

「夢は仕事で叶えようと思わないほうがいいですか?」という問いは、落ち込んでいるときは「作業的に何かをこなしていくような働き方をしたほうが良い」と引っ張られがちです。

夢を叶えるという結果だけに相談者さまの人生を閉じるのはもったいないです。
夢を叶えようと努力されているまさにいま、つまり過程に得られたものを言葉にしてみる。
きっと成長を感じる瞬間もあるはずです。

応援しています。
一緒に前に進みましょう。

メッセージ

ひとつはっきりとさせられなかった視点に「自分にとっての幸せを組織内で叶えるべきか」があります。

「仕事上の夢」と「自分にとっての幸せ」は似て非なるものです。
後編としてお伝えするかもしれません。

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書き手(佐野創太)のプロフィール

佐野創太(すり合わせ学の編集長/退職学®研究家)

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家

法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。


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