<転職相談>転職活動を始めエージェントを通して何十社も応募しましたが面接が全滅で心が折れそうです

おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。

「面接から先に進めない」というお悩み、多くの方が経験する転職活動の壁です。
何が原因なのでしょうか?

今日はマシュマロからいただいた転職相談にお返事します。

「長文を読んでる時間はない!」場合は、こちらの「キャリアの休憩室〜3行まとめver〜」をご覧ください。

3行まとめ

  1. 面接は「ありのままの自分」で行かない
  2. 面接で伝えるのはひとつだけ。「再現性」だけ
  3. 転職エージェントからは「面接の赤本」を引き出そう

転職相談:面接から先に進めず、心が折れそうです

いただいている転職相談はこちらです。

転職活動を始めエージェントを通して何十社も応募しましたが今のところ全滅で心が折れそうです。面接では毎回スキルセットがマッチしないことや経験が浅いことを理由に断られます。企業研究をして臨んでいますし、募集要項にはぴったり当てはまると自分では思っているところばかりです。エージェントは紹介企業が全滅すると音沙汰なし、というのを繰り返してすでに複数利用しています。どこの担当者さんも良い方で熱心に対応してくれたのでたまたまエージェントが良くなかったという言い訳も自分の中では使えず、これまでの自分の仕事ってなんだったんだろうと思わずにいられません。対策を聞いても、「経歴書はよく書けている(それで通らないところは仕方ない)」「面接はありのままで大丈夫」と言われるばかりで改善案がわかりません。書類が通った会社は少なくともこれまでの経験から会ってみようと思ってくれているので、面接には挽回できる余地があると思っています。
長くなりましたが、これまでの経験を問われたとき、それが狭く浅いものでもポテンシャルがあり応用可能だと思ってもらうにはどのような伝え方をすればいいでしょうか?佐野さんのご意見をいただければ幸いです。

「これまでの自分の仕事ってなんだったんだろうと思わずにいられません」と、本音を聞かせてくださり誠にありがとうございます。

この言葉から、相談者さまがお仕事に熱心に向き合ってきたこと、これからも仕事に真剣に打ち込みたい気持ちを読み取ることができます。
実際に書類選考に通過して面接に呼ばれてもいます。

相談者さまは、必ず願っている転職先を手繰り寄せることができます。

お返事1:「面接はありのままで大丈夫」ではありません

まずは状況を整理させてください。

・転職エージェントは「紹介企業が全滅すると音沙汰がなくなる」を繰り返している
・面接にはたどり着いているため、面接には挽回の余地がある

ここまでは私も同意見です。
しかし、「面接はありのままで大丈夫」という転職エージェントのアドバイスには疑問を感じます。
厳しい言葉ですが職務放棄と言わざるを得ません。

なぜなら、採用企業には必ず採用の背景や求める人物像、入社後に任せたい業務があるからです。
「ありのままで大丈夫」なわけがありません。

転職エージェントの最大の価値は「最新の情報」と「これまでの選考通過者のデータ」にあります。
どんなことを聞かれ、何を話した人が通過しているのかといった「面接の赤本」があるはずです。
(ない場合はあまりデータがないのでその転職エージェントを使う価値は半減します)

今後は面接の赤本をリクエストしてください。
詳細はこちらをご覧くださいませ。
>「面接に出る「質問」と「回答」が書いてある…面接3日前までに手に入れるべき「面接の赤本」をもらう方法」
https://president.jp/articles/-/66718?page=1

 

お返事2:面接でポテンシャルは伝わりません

さて、ここからが重要です。
相談者さまは次のように質問されています。

これまでの経験を問われたとき、それが狭く浅いものでもポテンシャルがあり応用可能だと思ってもらうにはどのような伝え方をすればいいでしょうか?

ひとつご質問させてください。
面接の通過率を上げるための方法が、「狭く浅いものでもポテンシャルがあり応用可能だと思ってもらう伝え方」にあると考えた理由はあるでしょうか?

「狭く浅いものでもポテンシャルがあり応用可能だと思ってもらう」のは、数回の面接ではかなり高度です。
これは第二新卒など「基本的な社会人スキルは身につけて研修が不要な状態で、業務や社風に馴染みやすいといいな」というポテンシャルを期待されている若手の方が
「実際の業務の中で認めさせる」ものです。

相談者さまの年齢は不明ですが、伝え方の工夫が面接の通過率を上げる要素なのかは再考する余地があるかもしれません。

このあたりは相談者さまと佐野の間でニュアンスの違いがあるかもなので、キャリア相談に来ていただきたいところです・・・文字って情報量、少ないのです。

お返事3:「再現性」が命です

伝え方以上に大事なことがあります。
何を伝えるかです。

何を伝えるかは、言い換えると「再現性」です。
つまり、相談者さまは求人票に書かれている仕事内容を遂行でき、求められる成果を入社後に上げることができるのか。
再現性を伝えられる経験は何なのか。

問われているのは「再現性」です。

伝え方は後でOKです。
伝える内容がマッチしてくれば、伝え方は何とでもなります。
内容が求められているものと合致していれば、仮にぼそぼそ話していても「実直な性格」と高評価になったりもします。

再現性についての詳細は拙著で恐縮ですが『ゼロストレス転職』(PHP研究所)の下記に記載しています。

●第3章:すごい実績はいらない!「応募書類」の書き方:01すごい実績以上に大切なのは「再現性」
●第5章:緊張をゼロにする「面接の準備」:<早送りで「仕事の再現性」を伝えよう

お力になれる部分があれば幸いです。

メッセージ

相談者さまはいま「これまでの自分の仕事ってなんだったんだろう」と辛い局面にいらっしゃるかと思います。

しかし、問いとしては転職の成功に近づく問いです。
再現性を見つけるために「これまでの自分の仕事ってなんだったんだろう」と問えば。
面接でのキラートークが見つかります。

相談者さまの仕事に対する真摯な思いが正しく伝わる日は、必ず来ます。

この記事に関連する一冊

『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)

面接から先に進めないときは、伝える内容を「再現性」ひとつに絞るのが効きます。その伝え方を、この本で書きました。

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書き手(佐野創太)のプロフィール

佐野創太(すり合わせ学の編集長/退職学®研究家)

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家

法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。


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