おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
本日のテーマは「ありのままの自分が伝えられない」です。
「キャリアの休憩室ショート」でお届けします。
キャリア相談でも「転職できたけどミスマッチで短期離職をしたから、次は絶対にありのままの自分を伝えて入社したい」という声は多く届きます。
とはいえ「ありのままを伝えよう」と思うと、「私とは・・・」「ありのままとは・・・」と迷路に入っちゃいます。
そんなときに思い出したいのはこの言葉です。
嘘しか伝えられない
人はありのままの自分を言い表すことはできない。
人とは言い表すことのできないものだからだ。
伝えることができるのは、ありのままの自分でないことだけ。
つまり、嘘だけだ。
(引用:『カフカ断片集:海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ』 (新潮文庫 カ 1-5))フランツ・カフカ (著), 頭木 弘樹 (翻訳)
「自分」は中和する
「どうしたらありのままの自分を伝えられるのか」というHowを考えたとき、問題になるのは実は「自分とは何か」というWhatの次元のようです。
でも「自分」、つまり「人がそもそも言い表すことはできない」とカフカは考えていたようです。
メルマガ読者さまは、どう感じたでしょうか?
「そんなこと言われると、ますます自分を伝えるの無理じゃん」なのか「確かにありのままの自分を伝えようとしすぎなくていいかも」なのか。
「自分軸が大事」、「ありのままの自分で生きろ」というメッセージが多いので「人とは言い表すことのできない」で中和するのもありです。
「自分」は、場面によって、ひとによって違いますしね。
唯一絶対の自分がどこかにいると考えると、探し疲れちゃいます。
コトかヒトに集中して自分を忘れようとする方が、幸せな働き方です。
「自分とは何か」みたいに考えていると、だいたい調子悪いときです。(佐野談)
メッセージ
明日から山形出張です。
自分を考えてもな、というメルマガでしたがどうしても考えちゃうときもあります。(佐野は気がつけば考えています)
そんなときは考える場所を変えてみると、「あ、こんな自分もいるんだ」と再発見できます。
唯一無二の自分はいなそうですが、「自分」は無限に湧き上げる泉みたいなところはあるかもです。
「自分」についてどんな風に考えているか、聞かせてくださる方はぜひマシュマロ(無料・匿名で悩みが書き込めるサービス)から教えてくださいませ。
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書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
(5)『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)

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