おはようございます。
退職学®︎の佐野創太(@taishokugaku)です。
マシュマロからいただいた転職相談にお返事します。
テーマは「面接で盛るのはありですか?」です。
書類は通っても面接で落ちてしまう
正直、不利なキャリアだと思っている
どこまでなら盛ってもいいんだろう
そう考えたことがある方に受け取っていただければ幸いです。
「キャリアと嘘」という大きなテーマを含んでいます。
2回に分けてお返事します。
「長文を読んでる時間はない!」場合は、こちらの「キャリアの休憩室〜3行まとめver〜」をご覧ください。

3行まとめ
- 面接で「盛る」は、「虚偽」と「工夫」にわかれる
- 「虚偽」は早期退職につながる
- 「工夫」は内定につながる
転職相談:面接で盛るのはありですか?
いただいている転職相談はこちらです。
いつもメールマガジン拝読しています。ためになるお話ありがとうございます。
退職成仏ノートで思いを書きなぐって、人間関係を仕分けしました。
モヤモヤループからは解放され,会社を辞めることを決意、転職活動を進めています。現在39歳で14年間今の会社に勤めております。
書類選考は一定の割合で通るのですが、一次面接で毎回お見送りになっています。
エージェント経由で不合格理由を聞くと決まって,
「人柄は良いが,求めるポジションに対する能力が不足している」
というフィードバックです。
質問には淀みなく答えられ,面接官の方とも大変盛り上がった会心の出来の面接でも同じ結果でした。転職エージェントに面接の赤本も貰い,想定問答集を添削頂き
OKを頂いているのにそのような結果のため、自分は社会に求められていないとへこみます。
やってきた経験を素直に話すのではなく, より求人票の求めるスキルや経験に合うように盛って話しても良いのでしょうか?
例えば私は現職で目の前の壁を1つ1つ壊していくような形で仕事をしておりました。
事前に目標を数値化して,逆算して長期的に取り組むという事は苦手です。
しかし,年齢も40近くであり,チームとしての目標達成やマネージメントを
求められるポジションですと,質問の中でも計画性が要求されていると感じます。
このような状況下において, 転職先でやりたいことを実現するために
事実とは異なる内容を面接で話すのはいかがでしょうか?アドバイス頂ければ幸いです。
「面接官の方とも大変盛り上がった会心の出来の面接でも同じ結果」だと、書いてくださったように「自分は社会に求められていない」と感じること、あるかと思います。この「選ばれなかった経験」は本当にきついです。
一社で14年間も活躍されている相談者さまに今日のお返事は失礼にあたるかもしれません。
「自分は社会に求められていないとへこみます。」という言葉から「手段を選ばないことが転職戦略だ」ともしかしたら考えてらっしゃるかと思い、無礼を承知で申し上げます。
お返事:「虚偽」は早期退職に、「工夫」は内定につながる
感情も交えて転職活動の状況を記載してくださり、ありがとうございます。
勇気を出した部分もあったのではとお見受けします。
まず真っ直ぐにお悩みにお返事させていただきます。
いただいたご相談には、似て非なるご質問が混ざっています。
『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!』(サンマーク出版)を読んでくださった相談者さまには繰り返しの内容になりますが、お付き合いくださいませ。
(1)やってきた経験を素直に話すのではなく, より求人票の求めるスキルや経験に合うように盛って話しても良いのでしょうか?
(2)転職先でやりたいことを実現するために事実とは異なる内容を面接で話すのはいかがでしょうか?
(1)についてはOKです。
(2)についてはNGです。
どこに違いがあるのでしょうか?
(1)は相談者さまはもちろんのこと、私も誰でもやっているかと思います。
極端な例ですが、相談者さまも部下と社長に対してだと、話す順番、言葉遣いや一文の長さも変えるはずです。
これは「工夫」です。
一方で(2)は「虚偽」です。
虚偽とはつまり、「ないものをあるかのように見せること」です。
やったことがないことを「やったことがある」。
ない実績を「あると答える」。
これらはNGです。
倫理や道徳ではなく、相談者さまの実利に基づいた考え方です。
「虚偽」で入社することは例えば、相談者さまが「魚」なのに「虎」として扱われるようなものです。
エラ呼吸が必要なのに陸上で生息することを強いられ、呼吸困難になる。
転職活動の場だと入社後のミスマッチになり、早期退職に追い込まれます。
私は「虚偽」を働いている自分に気づくことすらできずに入社し、早期退職した経験があります。
相談者さまに「虚偽」は必要ありません。(というか誰にも必要ない)
必要なのは「工夫」だけです。
明日以降にその理由をお返事させていただきます。
「虚偽」と「工夫」をわけるように、私は「ありのままの自分で面接に行け」と考えるタイプではありません。
「自分らしさ戦略」は強者の論理です。
「泥のついたじゃがいも」を顧客に食べさせるようなものだと思っています。
「グラタン」くらいじゃないと、厳しい転職市場で相談者さまに見合う企業は見つけられないはずです。
メッセージ
もし「もちろん、虚偽と工夫の違いはわかるから大丈夫だよ!」という場合は、またマシュマロでコメントくださいませ。
話変わりまして、昨日で生成AIと著者力セミナーが終わりました。
3日程とも満席でして、メルマガ読者さまからも参加してくださる方がいらっしゃいました。
改めて誠にありがとうございます。
”著者力が100倍”になるAIの未来の話をしよう〜読者が本で感動し、AIと成長する世界〜
https://ai-authors-future-power-0514.peatix.com/view
「個別に相談してみたい」場合は、下記からリクエストいただければと思います。
https://shinro-soudan.com/detail/1ZOZ0kzuyPN121
また「AIとキャリア」についても発信します。
最新のお知らせ
(1)【最新刊】『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)
(2)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)好評発売中
(3)連載|日経BOOKプラス
「20代で頑張り過ぎて短期離職→再入社→介護離職 『70%で働く』に至るまで」

https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/072200743/072200001/
(4)YouTubeをひっそり再開しました

https://www.youtube.com/@sano-souta
(5)出演|TBS CROSS DIG with Bloomberg(Human Insight)
「自分の120%は他人の80%」まじめな人ほど陥る“セルフ搾取”/「『70%で働く』はサボりじゃない」

https://www.youtube.com/watch?v=Y4394uziDQI
(6)出演|PIVOT(PIVOT LIFE)
「70%で働く思考法」――「もっと頑張る」から脱する働き方

https://www.youtube.com/watch?v=IZDu_wZe9Uw
(7)インタビュー|BEST TiMES(ベストタイムズ)
「過重労働・パワハラ・介護離職…七転八倒の仕事人生で偶然出会ったフランクルの言葉とは?【『70%で働く』佐野創太氏インタビュー#1】」
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/4302241/
(8)掲載|日本人材ニュースONLINE(連載「だから社員は辞めていく」)
「社員を退職に追い込む『サイクル酔い』の構造とは」

https://jinzainews.net/26813970/
(9)フェルミ漫画大学:『70%で働く』(日経BP)が漫画になりました
登録者数140万人のマンガで本の内容をわかりやすく勉強できるチャンネルで、拙著が紹介されました。

https://www.youtube.com/watch?v=cPR949n3IuE
書き手(佐野創太)のプロフィール

すり合わせ学の編集長/退職学®(resignology)研究家
法人・組織の「ずれ」を力に変え、個人には本とキャリア相談から次の一歩を届けています。
- 公式サイト:https://taishokugaku.com/
- X(旧Twitter):@taishokugaku
- Instagram:@taishokugaku
- YouTube:@sano-souta
- キャリア相談:お申し込みはこちら
- 匿名で質問・相談:マシュマロ(無料・匿名で送れます)
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著書一覧
(1)『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!転職後も武器になる思考法』(サンマーク出版/台湾版あり)
・新装版:『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職の思考法』(サンマーク出版/タイ版あり)
(2)『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)
(3)『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)
(4)『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)
(5)『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)


















